鈴木美妃の＜潜在本性＞

• 04/19/13:56

中学生の頃、男子にはすーさんと呼ばれていた。
あだ名はその後成長と共に色々と変化を遂げるが、
すーさんと私を呼ぶ者は、中学の同級生の男子のみに留まった。
・・・ありがたや。
釣り行ってきましたよ。
草木も眠る丑三つ時の出発で。
釣りの事を書き出そうとした瞬間に昔のあだ名を思い出したのです。
すーさん。



















夜明けと共に目的地に到着。北京の郊外、金海湖。北京で三番目に大きい湖だそうです。
日が昇るまでの間、寒くて自然と無口に。
具合が悪いのかと心配された鈴木。
唯一の20代、唯一の独身、唯一の女性である特権を大いに享受。
優しくされて素直に嬉しいすーさんこと鈴木。
着いて驚いたのは、まだ六時前だというのに、泊り込みで釣りに来ているおじ様方が何やら喚きながら場所確保に走り回っていたこと。さながら朝の築地とか、そんな勢い。
必要も無いのに大声なのは、ここだけに限らず中国では普通。
私を釣りに狩り出した友人一同も、負けず劣らず。













日が昇り、気温も上昇。日焼け対策万全の鈴木。端から自分で釣る気なし。ただ景色を眺め、お肴（お魚）を待つ。
待つ。待つ。待つ。
鈴木の後ろを、毛を刈り取られた羊さんたちのグループが2度ほど通過。
子羊が草に気をとられて鈴木に突進するハプニングもありつつも、羊が居なくなるとただそこには、極度な長閑さのみ。

鈴木は専用に作ってもらった特設魚待ち休憩所にて、静かに、ひたすらに、魚を待ち続け、
そして、爆睡。

起きると既に正午近く。
なんと魚がたくさん釣れていた。
なんでぇ～～～～、なんで釣れた時に起こしてくれなかったの～～～！！！？？？
と、睡眠を十分過ぎる程とり無闇やたらに元気な鈴木は喚く。全くもって迷惑な女である。

しかしここにも釣りに行くと公表した手前、釣れた瞬間の魚写真くらい撮って帰らなければお話にならん。
（自分で釣ったかのように摂れればベストね。）

そこで、もう帰り支度を始めていたところを、すーさんの魚写真撮影の為に再度大物を釣ってやるべく渋々と釣り糸を垂れる心優しい友人一同。
（大物ってところを、図々しくも要求してみました。）

待つこと数分、来た～～！！
案外簡単に当たりが。
なんだ、こんなに簡単に釣れちゃうんだ？へ～～。なんつって、無事に魚を激写。残念ながら糸が絡み、さも自分で釣ったかのように撮る余裕がなかったが、寝ちゃってた事を暴露して今更そんな写真のっけたところで信憑性に欠けるってもんだ。

兎にも角にも、良き気分転換にはなった。
皆さんもどうですか。
釣り。

釣りは楽しいっす！！（本気で言ってます。あしからず。）

• 05/24/15:25
• 北京
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