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流されずに流れる大陸放浪娘 ~極めてプライベートなOfficial Blog~
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03.19.18:35

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  • 03/19/18:35

04.19.23:59

11111。

你荒廢、虛度的今天是昨日死去的人迫切渴望的明天。(君が虚しく過ごした今日という日は、昨日死んでいった者があれほど生きたいと願った明日。)By[韩]赵昌仁

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01.28.22:11

諸行無常な旅情の心得。


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何から伝えればいい~のか、分からないまま時は流~れて・・・

寝る時間以外は鈴木の小部屋に常に3,4人屯している状態が周知の事実と成ってから早一ヶ月。
ネットカフェもしくはカフェバー的な位置づけの我が城。
飲み放題食べ放題が効を成し、鈴木のポケットマネーが砂漠の粉塵のようにサラサラと飛ばされ消失するのと反比例する盛況ぶり。
「目覚めのお茶はやっぱり鉄観音だな!!!」
なんつって、出発前に主人をたたき起こし至福の時間を過ごしに来る大胆な愛すべき愉快な仲間たち・・・。
(あのさ・・・出番ない日になんで6時に起きなきゃならんのよ・・・)
と、声にならない声で呟くも意味成し。

昼過ぎに突然酒屋のおっちゃんがビールを2ケース配達してくるとか、もう慣れっこ。
「仕事明けはやっぱりビールだな!!!」
なんつって、どうしても我が城に集合し一杯やって帰るってのが必要なんだとか。
部屋の外に日々積み上げられていくビールの空き瓶・・・。
状況を知らないうら若き新入りの役者君が言った。
「リンムー姉さん・・・・僕はまだ経験も浅いし役に立つかどうか分からないけど、何か悩みとか・・・なんでもいいから、話してくれれば・・・力になりますから!」
・・・お。
若人よ、心配はいらん・・・。

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こんな日々も後少しで終わる。
こうしてブログを書いている途中にも、電話は鳴る。
「何してる?今から行くから!」
何してると聞いて、私が答える前に電話は切れる・・・。
こんな日々ももう長くない。
残り8シーン。
日本の親友しろっぷちゃんのブログを見るにつけ、日本を恋しく思う日々。

3.jpg


























日付、曜日の感覚を遥か昔に失くしていた鈴木、昨日は朋子嬢に「はっぴぃ~ばぁ~すでぇ~つ~ゆ~!!」とテンション高く電話。
「・・・えっと、今日まだ27日だよね?もし今日私誕生日なら、今飛行機乗ってなきゃならないんだけど・・・。」と困惑の朋子嬢。
スタートダッシュの得意だった鈴木、早まりました、完全に。
「あ・・・今日まだ27?28じゃないんだ?・・・ごめん。じゃ、明日また連絡するわ・・・はは・・ははは・・・」
いやはや、どうしようもないですわ。

お、今通知が来ました。
明日は夜に1シーン撮ります。

31日に一度北京に戻り、4日間レポーターの仕事をして5日に又こちらに戻る予定。
<無錫旅情>という歌にもなっている無錫ですけど、どんな歌なのか未だ知らず。

旅情。
響きはいいわね。
ちょっとセクシーで。

01.14.23:04

来訪者有り。


明日撮る、明日撮ると引き伸ばされての2週間休暇。
先にこうなると分かっていたら、
北京でも日本でもアメリカでもどこへだって行けたじゃないか・・・怒
と、腐りきっていた鈴木に訪問者あり。

皆さんご存知の朋子嬢。
一週間程前のある日の夜、彼女と電話であれやこれや話している途中、
朋子嬢「2,3日遊びに行こうかなぁ~」なんてボソッとつぶやいた訳です。
その後特にそれについて追求せずに話しは他に移り終了。

そして翌日、午前中に彼女から電話。
「飛行機取れたよ。明日の10時過ぎに無錫に着くから~!」

えぇ~!!!!笑
さすがです。とんでもない行動力。
まさか本当に来てくれるとは思わなんだ・・・。

ということで、三ヶ月以上もの間会っていなかった我々は、遅れてきたクリスマスと正月を一緒くたに祝うかのように愉快に大いに楽しんでみましたよ。(以下写真参照。)

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上の写真、仕事の時の状態とあまりにもかけ離れているので、普段はこんなんじゃありませんってのを、
ここでひとつ・・・。

863aa971.jpeg











仕事の顔です。はい。

さて、あっという間の2泊3日でした。
朋ちゃんが居る間に撮影が入ったらどうしようなんて思ったりもしたのですが、
見事に忘れられているかのように音沙汰なし。
完璧なまでに自由な鈴木でありました。

上手く出来ているというか何というか、彼女が去った翌日から昨晩まで、怒涛のように撮影が入り、ブログの更新が出来なかったのです。
もしかしたら、いや、恐らく朋子嬢には天性の予知能力があるんじゃないか?
と、現場で顔中に血しぶきを浴びて目が開かない状況の時にふと考えたり考えなかったり。

20100112360.jpg



















現在、鈴木は残り8シーン。
もう少しでこのドラマともお別れです。
精神的にも体力的にもつらかった4ヶ月、収穫はやはり・・・馬かな。
なんて、馬にコロッと丸ごと心奪われた鈴木の今後は如何に?

ちなみに朋ちゃん去って後、多くのスタッフが
「可愛い酒鬼の友達もう帰っちゃったの?」注:酒鬼とは飲兵衛の意味。
と鈴木に質問攻め。
どうやら我ら二人組みが両手にビール沢山詰まったスーパーの袋を掲げているところ等を爽やかに目撃されていた模様。そして翌日には共同ゴミ箱に大量のビールの空き缶空き瓶・・・。

(おいおい、あの二人どんだけ飲んだんだよ・・・汗)

と誰もが恐れ慄いたとかなんとか・・・。

日本人女性のイメージ、普通に壊してますかね?
ま、いいか。

01.03.03:03

2010の幕開け。

DSC09646.jpg




















なんだかんだと、空中を飛んでいる間に新年を迎えてしまいました。
皆さん、明けましておめでとうございます。
心配ばかりお掛けしている鈴木でありますが、こうして健康でスクスクグングンと、糸の切れた凧のように好き勝手していられるのも、ひとえに皆さんの温かい支えがあってこそであります。
どうぞ本年も引き続きよろしくお願いいたします・・・笑

中国では基本的に年越しは旧正月がメインなので、正月休みは一切無し。
31日の夜に宴会が開かれましたが、翌1日も普通に当たり前のように撮影続行。
そんなもんです。
しかし今日は鈴木の出番なしだったので、街に繰り出し、3ヶ月ぶりにスターバックスやマクドナルド等の看板を眼にして涙が出そうになりました。
砂漠から山奥への移動は、日々の生活をよりシンプルにという思いがけない変化のみ。
都会を期待していた鈴木には、年末最大の打撃でした。

バスに乗って45分、久方ぶりの都会。
人が・・・たくしゃんいる・・・!!
あ!!あれがちまたで噂のケンタッキー?!
なんて、はしゃいでいたら、「姉ちゃん・・・落ち着いて、田舎者だと思われるよ!」と弟ちゃんから注意を受けた本日の鈴木。
・・・。どうせ、あたしゃ山から下りてきた猿ですよ・・・。
飲み終わってもスタバの紙コップが捨てられないくらい、恋焦がれていたのよ都会に・・・。

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これが噂の麺??!!なんつって、麺食べるにも写真とか撮っちゃいました。
年越し蕎麦とか、何年も食べていないなぁ・・・そういえば。

正月気分は1ミクロンもないですが、こうして気分をリフレッシュさせた鈴木は、明日からまた飛ぶのです。
右手の刀傷も癒えてきたことですし・・・。

ちなみに一枚目の写真、前後真上にワイヤー。打撃を受けて後ろに飛ばされ、地面着地後再び真上に飛び、上空から前方に繰り出していくっていう場面。なんだそりゃ・・・?笑



12.29.22:06

無錫。


36時間の汽車の旅を経て、無錫(むしゃく)という街に来た。
水と緑に溢れ、どうやら敦煌より過ごしやすいらしい。(一般論)
乾燥地帯から抜け出した事は嬉しいが、鈴木は未だにこの街に馴染めずに居る。
逆境や卑劣な環境に強い自分には、生ぬるい中途半端な優しさは逆にストレッサーとなるようだ。
汽車の旅は以外にも快適で大いに満喫。
DSC09455.jpg



















寝る時間以外、常に宴会状態だったので、酔っ払っている間に到着という運び。
冷凍庫砂漠地帯から離脱に皆、異様なハイテンション。寝食を共にする仲間意識。
しかし到着するや否や、個々の忙しさに追われ<愉快な仲間たち組合>も見事に離散。
鈴木も新たなる独房を与えられ、ドアを閉めれば一瞬にして現実に戻る。
悲しみよこんにちは BYサガン 
(ちなみに鈴木は別にちっとも悲しくは無い。書いている間にふと思い出しただけ。)

郊外にある撮影拠点に隣接した我々の宿。
ネットも使えず、個人電気使用も禁止、エアコンは一時間毎に切れ、お湯は気ままにたまに出る。
飲用水は各楼に一つ備え付けてあり、必要な際に保温ポットを持って水汲みに行く。
あぁ、なんて快適な生活。
という訳で、自分の電化製品(湯沸かし器や鍋、加湿器等)はこっそり使うことにした。
そう、こっそり。ひっそり。さり気なく。
でも鈴木は恵まれている方で、4人部屋生活の皆さんはもっと苦労している。

さてさて鬱々とした気分にいつまでも浸って無駄に歳をとりたくは無い鈴木は、
撮影の無い日に三国城という観光スポット(ちなみに我々の宿の隣)に遊びに行ってきた。
第一目的は馬。ほぼ馬乗りチーム気取りの鈴木は、お世話になった彼らのコネを大いにこね繰り回し、地元の馬乗りチームに紹介してもらったのです。
地の利を知るにはまず馬を知れ!
とはよく言ったもので、
「無錫よ!!我来たり!」と、無錫の馬に乗り気分絶好調。
疲れた顔で弟ちゃんが「姉ちゃん・・・もうお家に帰ろうよ・・・。」なんて止めに入らなければ、恐らく夜更けまで馬と戯れていたことだろう。
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乗馬後に嬉しさのあまりジャンプ。(この頃の鈴木はまだ、以降撮影で毎日ワイヤーに吊るされ空中を飛ばされる事を知らない。)

こうして始まった無錫でのロケ。
DSC09485.jpg


















ついに武則天登場です。
唐の時代背景から明らかに爽やかに浮いている鈴木の有様をとくとご覧ください。

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皇帝に会うときは皆帽子を被るのが決まりですが、鈴木は特別免除。理由その一、ちょんまげが邪魔して被れない。理由その二、他の中国人と区別がつかない。理由その三、日本風衣装と帽子がミスマッチ。
いいんです。どうでも。もう今更。ねぇ?

DSC09535.jpg




















こんな風に大勢で賑やかな撮影もアッという間に終了し、再び鈴木は武術チームに移動。
毎日、朝から日が暮れるまでワイヤーに吊るされ空中生活。
地面に立っているより長い空中浮遊。
初めてのワイヤーアクション、体力の消耗は想像以上。しかも固定しているベルトのあたる部分が痛いのなんのって・・・。でも、これ、むちゃくちゃ楽しいのですけど?笑
完璧にはまりました。

DSC09104.JPG




















ま、そんな鈴木ですが、食事後なんかはやはり睡魔に襲われたりする訳で・・・知らぬ間に爆睡しているところを盗撮されていました。
この座り方が中国の皆さんには新鮮だったようで、ある現場スタッフは待ち受け画面に使用中・・・。

あ、今電話が・・・
武術チームの子「姉ちゃん・・・」
鈴木「どうした?」
武術チームの子「風邪ひいた・・・喉痛いよ」
鈴木「薬は?飲んだ?」
武術チームの子「薬ない・・・お腹も空いてる・・・」
鈴木「・・・。」

薬とヨーグルトとバナナを差し入れしてきます。
20歳に満たない弟が増えすぎて、なんだか忙しいです。
こんな事言うと、今度は前回のブログで紹介した本当の弟(実際には血の繫がりはないのだけど互いに身内と認識している)が焼きもちを焼くので、なんだかちょっと面倒です。

そして我が妹ちゃん(血の繫がりあり)からは、数日前に冬休みにタイに行くと連絡あり。
一人旅だそうで、自分で決めたくせに今からかなりビビッている。
姉は異国でちょんまげ中なので一緒に着いていくわけにもいかず・・・、ここはタイ在住の千ちゃん(我が戦友)だけが頼み。
千ちゃん、面倒かけます・・・笑

空中浮遊の写真は次回!
現在鈴木は本物の刀でスパッと切ってしまった右手中指の治療中。
皆さんもどうぞ日本刀をご使用の際には最大限の注意をお払いくださいませ。

馬鹿にされて笑われるくらいが丁度いいのかもしれないね。
そんな日々。