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流されずに流れる大陸放浪娘 ~極めてプライベートなOfficial Blog~
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  • 04/30/08:21

09.26.20:32

気軽にシェムリアップ~カンボジア旅行記⑥~

《最終回》

8月24日(月曜日)5時半起床。
7時にホテルを出発しベン・メリア遺跡へ向かう。
前日と同様に、コサル氏は友人のトゥクトゥクを借り、それに我々を乗せ快調に飛ばす。
市内からベン・メリア遺跡までは2時間程の道のり。
昼前にはホテルに戻ってこないといけない為、グングンとスピードを上げるコサル氏。

200908241142.jpg







開放的な乗り物故、スピードが上がれば上がるほど、私達の顔を物凄い勢いの風が正面からぶつかって来る。埃も盛大に混じっている為に自然の風で髪をブローしながら、そのままワックス代わりの埃が固めるといった具合で、到着した頃には70年代アイドル風の髪型になった鈴木姉妹。
お互いに指をさして大笑い。このセット、梳かして直すのも一苦労・・・。

DSCF5337.JPG











上の写真は途中で寄ったガソリンスタンド。飲み物でも買うのかと思った・・・笑
市内から遠く離れた僻地にあるこの遺跡。
景色の移り変わりを楽しんでいたのも束の間、我々以外人っ子一人すれ違わない状況に、徐々に不安になる。
「私達、売り飛ばされたりして・・・。」と妹。
「高く売れそうだもんね・・・私達。」と姉。
どこまでも能天気な姉を一瞬睨んだ妹。(冗談・・だよ・・)と心の中で弁解する姉。

我々の心配をよそに、無事にベン・メリア遺跡に到着。

DSCF5291.JPG




















ほぼ、発見された当時の姿で残されているこの遺跡。大半はまだ森の中に埋もれている。
ジャングルの中にひっそりと佇む様子は何とも神秘的。

DSCF5318.JPG



























損傷が激しく、見て回るのも一苦労。森に呑み込まれた形のこの遺跡に立つと、感慨も一塩。文明の崩壊。自然を前にすればこんなにも容易く脆い。嘗てここも、光を浴びて栄華を極めた時代が確かにあったのだ。

DSCF5327.JPG




















急に平家物語の序文が頭を過ぎった。(奢れるものも久しからず・・・)そして想像してみる。何千年後、東京タワーの瓦礫に佇み、嘗ての都の姿に思いを馳せる人間もしくは異星人の姿・・・それはそれで恐い。

200908241111.jpg




















道なき道を登ったり降りたりと中々の体力勝負。以外にも妹君がグングンと勝手に前に進んでいく。
彼女のアクティブな姿は貴重。冒険心に火が点いたのだろうか・・・笑

DSCF5322.JPG




















ここでもコサル氏の喋りは絶好調。
「ここは昔寺院だっただよ。知ってる?坊主なるの大変よ。結婚もだめ。」とコサル氏。
「へぇ~、大変ですね。」と姉妹。
「そうよ坊主は大変。私も坊主だよ。」とコサル氏。
「え?!そうなんですか?」と姉妹。
「そうだよ。知らなかった?三日坊主よ私。」とコサル氏。
・・・。姉妹は顔を見合わせ(笑うところ?ここ笑うところかね?)と探り合う。
「はは!コサルさんおもしろいね~はは!」と姉妹。
「違うだよ!!ほんとよ!私、三日坊主!」とダメ押ししてくるコサル氏。
「そろそろホテルに戻らないとね。」と妹君。
笑いの相槌も、一度で限界だった。

200908241042.jpg




















しかし、コサル氏には感謝。元々来る予定の無かったこの遺跡が、カンボジアで一番来て良かったと思える場所であったのだ。市内から遠く、交通の便も悪いこの遺跡は、観光客も少ない。時間に追われて慌しくではあったけれど、十分に歴史の重みを満喫。
ちなみにこの遺跡の付近にはいまだに地雷が埋まっているとのこと。ちらほらとここから先は立ち入り禁止という看板を目にした。

来た道を再び2時間かけてホテルへ戻る。
ゲンナリする道のりではあるが、そこは環境適応能力がずば抜けて高い鈴木姉妹。
お互いに肩を寄せ合い、道中爆睡。よく転がり落ちなかったもんだと、今更ながらに自分たちの幸運に感謝。ホテルには11時45分に到着。12時のチェックアウトに向けて一瞬焦るも、散らかり放題の部屋に足を踏み入れた途端に戦意喪失。こりゃ焦ったところで無理だと観念。優雅にシャワーを浴び、スーツケースのパッキングをして、12時半過ぎにフロントに鍵をお返しする。
遅れた事に対するお咎めは一切無し、最高の笑顔で又来てね!と言われる。感動。
夜の飛行機なので荷物をホテルに預けて午後は街に繰り出す事に。

2009082411474.jpg













まずはお昼ご飯。
インド料理屋へ出向く。
これが大正解。まさかカンボジアで、こんなに美味しいインドカレーが食べられるとは思いもしなかった。この国にて初の完食!食欲不振に悩まされた数日間であったけれど、やっと心も身体も満足のいくお食事が出来た。
食事後はマッサージへ。
時間もたっぷりあるし、最後ということもあり2時間コース。
つまり2時間のお昼寝・・・笑

2009082411564.jpg







マッサージ後はカフェでまどろむ。
南国風カクテルや最後のアンコールビールを堪能。

DSCF53405.jpg







市場の探索なんかもしてみるが、生肉を売っている一角の強烈な匂いに耐えられず、逃げるように外に出る姉妹。これだけ熱い国で、冷蔵庫に入れるでもなく売る生肉の危険さとはいかほどのものであろうか・・・。野菜は種類も豊富で見ていて楽しかった。

4.jpg




















あっという間に日も暮れて、この国ともお別れのお時間。
雨も降り始め、なんだか無性に悲しい気分になる鈴木姉妹。
シェムリアップ空港に着いた頃には、風も強まり外はどしゃ降り。
ハノイ行きの飛行機など幾つか遅れが出ている。
コサル氏から「寂しいね!」と電話あり。
彼、案外というか・・・良い人ではあったな・・・。
旅での出会いもまた、貴重な思い出になるし、色んな意味で経験値アップ。

さて、私たちの乗るホーチミン行きは、定時に無事離陸。
1時間後にはホーチミン着。
3時間のベトナム滞在を経て、夜中の12時過ぎに成田行きに搭乗。

翌朝早朝に成田到着。
常夏ファッションの鈴木姉妹を迎えたのは、想像以上に涼しい日本の風。
涼しいというより寒い・・・。

兎にも角にも、こうして鈴木姉妹のカンボジア旅行は幕を閉じたわけであります。
そして早くも妹君は爽やかに姉に問うのです。
「次はどこの世界遺産行く?」と。

<気軽にシェムリアップ~カンボジア旅行記>
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09.19.04:45

気軽にシェムリアップ~カンボジア旅行記⑤~


8月23日(日曜日)午後篇

カフェでまったりした後、隣接する御土産屋でカンボジア在住の日本人が作ったアンコールクッキーなるものを購入。
人の良いトゥクトゥクの兄さんが私たちを炎天下の中待っていてくれたので、再度乗り込み鈴木(姉)の熱い希望により大型スーパーへ。

66da6e2c.jpeg




















やはりスーパー!血潮が騒ぐ。色々と面白いものを発見しては鈴木姉妹大はしゃぎ。これぞエンターテイメント。
SUZUKI COFFEEなるものや、中国上海日本豆腐等、掘り出し物たくさん。
何が快適って、冷房がガンガン効いている事。
ここぞとばかりに涼み、鈴木(姉)はテイクアウトでホットコーヒーを買いホテルに戻る。
で、このホットコーヒー・・・。
トゥクトゥクで移動するには不向きこの上ない。
開放感ある素敵な乗り物であることは間違いないのだけれど、とにかく揺れる。
人の良い兄さんが快調に飛ばせば飛ばすほど、カップから熱い液体が惜しげなく放出。
炎天下、ただでさえ暑いのに、熱っ!!熱っ!危なっ!と漢字の違うアツイを連呼する鈴木(姉)。
馬っ鹿じゃないの・・・的な哀れみ混じりの迷惑そうな顔の妹君。
いやもう・・・膝に零れた時はカップを投げ捨てようかとまで思いましたが、人と環境に優しい姉アピールもしとかないとと・・・思い留まりました。
冷房で冷やされた身体も外に出たらものの3秒で汗が又噴出すこの国。
しくじりました。色んな方面で。ええ。

ホテルに到着後、恒例の夕食会議。
結果カンボジア鍋を食べに行くことに決定。
ガイドブックにも載っている有名店だし、安心だろうという選択。
長くホテルで休憩してしまうと、そのまま寝てしまう危険があるので、17時前に早めの夕食へ出発することにした。

ホテル前にてトゥクトゥクを拾い、乗る前にまずガイドブック片手に店の名前を伝え知っているか確認。
彼は知らなかったらしく、近場にいる仲間に何やらクメール語で「お前、知ってるか?」みたいな事を聞き始めた途端、ワラワラとトゥクトゥクの運転手が集まってきて大騒ぎ。
そこに登場したのがコサル氏である。
「なに?どこ、行きたいの?鍋?なんて名前?」
日本語だっ!!と突然現れた救世主に鈴木姉妹感激。
なんでも彼は普段日本語のガイドを仕事にしているのだが、丁度この日にキャンセルが入り、暇だった為ウロウロしていたとのこと。彼が間に入り、トゥクトゥクの運転手に場所を教えてくれてこれで一安心と思いきや、どうやら状況がおかしい。揉めているのだ。こっちはクメール語なのでちんぷんかんぷん。
そして、コサル氏「もー困ったよね~、店の場所知ってるの私だけ。ですから~みんな私が自分で運転するといい、言ってるよ。」
・・・え?どういうこと?だって貴方はトゥクトゥクの運転手じゃないじゃん・・・。
こちらの困惑をよそに、国が管理するトゥクトゥクだという証明になる運転手着用のチョッキが、私たちを乗せる予定だった運転手からコサル氏のもとへ。
そして意気揚々とバイクに跨るコサル氏。
「行くよ~乗ってくださ~い。」
チョッキを奪われた(というかむしろ自ら差し出した)運転手はニコニコしながら手を振ってお見送り。
意味が分からないまま、素直に座席におさまる鈴木姉妹。
出発・・・。

94fce67a.jpeg







とても陽気なコサル氏。彼の日本語は遺跡観光の時のガイドより上手。
「カンボジアの鍋ならね、もっといい店あるだよ~私はどっちでもいいですけど~どうしますか?」
というわけで、話の流れというかコサル氏の勢いに圧され彼のお勧め店へ。
あっという間に中心部を離れ、道が悪くなっていく。砂埃で目も開けられない上に、揺れが半端じゃない・・・。
「ね、大丈夫かな・・・?」と急に不安になる鈴木姉妹。
こっちの心配をよそに、ずっと喋り続けているコサル氏。

到着した店は、純カンボジア人のみぞ行くようなところ。
「どうする?着いたけど、ここ帰り危ないね、車ないよ?」とコサル氏。
「じゃ・・・一緒に食べますか?」と鈴木(姉)。
「そうね~仕方ないね~言葉出来ないと注文出来ないですから~。」とコサル氏。
(絶対最初からそのつもりだっただろコサル!!)
なんだか爽やかにはめられた鈴木姉妹でありました。
ま、カンボジアで観光客が行かないような店で一度くらい食事するのも思い出になるだろうと、楽観主義を大いに発揮し、興味津々で店の中に。(というか外、屋根のみ。)

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まずは、地元ビールで乾杯。
アンチョンビール。
コサル氏曰く、アンコールビール飲んでるのは外から来た人たちだけとの事。
ほうほう~と、なんだか知って得した気分で乾杯する三人。
「あ!!」っと妹君。
「どうしたの?」とコサル氏。
「運転するのにビール飲んでいいの?」と妹がコサル氏に問う。
あまりにも自然に乾杯して、すっかりコサル氏が我々の運転手である事を忘れていた頼りない姉。
「ビールは平気よ~。」とコサル氏。
「そうなんだ。」と納得した妹。
(え!!??納得しちゃうんだ?笑)
詰めが甘いんだか呑み込みが速いんだか、よく分からん妹君。

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はい。そしてカンボジア鍋。
土鍋に透き通ったスープが張られている。
そこに材料を放り込む、煮立ったら即食。タレは甘めの醤油だれ。お好みで唐辛子を入れる。
鍋に入れる材料が来た瞬間から、鳥肌ものの異臭が・・・。
<牛筋・豆腐みたいな白いの・正体不明の生肉・野菜・麺>
白いのと生肉が怪しい。怪しすぎる。
姉妹に緊張が走る。
コサル氏は甲斐甲斐しく鍋に材料を放り込む作業に没頭。

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何故か緊張して、白いのと生肉の正体を聞き出せない姉妹。
「はい!出来ました~~」とコサル氏。
私たちのお皿に溢れんばかりに独特の香り漂うものを取り分けてくれる。
意を決して食べ始める姉妹。
スープはあっさりしていて案外いける。野菜ももちろん軽くクリア。
問題は白いの。
中国各地でゲテモノに挑戦してきた姉の偉大さを見せ付けるかっ!と意気込むも、箸は何故か野菜を拾ってしまう。そこで隣の妹君をチラ見。
おぉ!食べてるっ!!
敗北感を隠しながら一応白い物体を姉も箸でつまみ、「これなんですか?」と勇気を出してコサル氏に聞いてみた。
「それ?それね、のう、のうだよ、牛の。」
(のう?あぁ、脳ね・・・、って牛ですか!)
「そうですか~。」と平然を装い一口。感触は物凄く微妙。私的に完璧に苦手な領域。
孤独に口の中のものを呑み込む為に格闘する姉をよそに、
「アンキモみたいじゃない?」と妹君。
・・・。強すぎる・・・。
結局生肉も牛でした。半生くらいで食べるのがカンボジア人流とのことでしたが、非常に必死に祈祷の儀式のように何度もしゃぶしゃぶして完全に火が通ってから食べました。
昼食が遅かったとか言い訳しながら、早めに麺を投入してもらい、麺と野菜でなんとか美味しく食べてる風で場を持たせる姉。妹君が狂牛病にでもなったら、織江さん(ママ)に殺されるなと姉は考えたりもして。いやはや、なかなかスリリングな鍋でした。

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上の写真はまだ食べ始める前。
この頃にはもう現地人と間違われる程の変貌を遂げた姉。
今回何よりも嬉しかったのが、妹君もビールが飲めるようになっていたこと。

んで、コサル氏。
彼はずっと喋り続けていたわけですが、全部書くと夜明けを迎えそうなので省略して・・・
:その昔、彼は牛飼いだった。
:その昔、彼は漁師だった。
:その昔、彼は鉄鋼業を営んでいた。
:その昔、彼は学年で一番の秀才だった。
:その昔、彼は英語のガイドだった。
:現在、彼は日本語のガイドである。
:現在、ポルトガル語を勉強中である。
只者じゃない、怪しさ抜群のコサル氏でありました。
そして明日はどうするんだと言う話に最後なって、夜の飛行機で帰るから明日はその辺をブラブラしてゆっくりするよと姉妹は答えたわけです。
じゃあ遺跡は全部見たかと聞かれ、一つ一つ見終わった遺跡を答える姉妹。
「だめだよ!!!足りないよ!」と急に熱くなるコサル氏。
そりゃ、まだ見てない遺跡がたくさんあるけど、今回はこれくらいでいいかなと思って・・・と姉妹。
「だめ!!今回はって、じゃあ次はいつ来るの?!来ないかもしれないよ!」とコサル氏。
・・・見抜かれてる。
「ベン・メリアっていう遺跡だけでも明日行きましょう!」とコサル氏。
いや・・・12時にはチェックアウトしないとだし・・時間ないし・・・と姉妹。
「朝は早起きするね!11時半にホテルに戻る、問題ないだよ!」
押し問答が続き根負けしそうな姉より一足早く、我が妹君、
「じゃ、行く。」と承諾。
7時にホテル前集合の約束を結局してしまったのである。

帰りにオールドマーケット付近で下ろしてもらい、毎晩恒例となった足つぼマッサージへ。(7ドル)
後、マーケットで買い物してホテルに戻る。

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ホテルの部屋で買いたてホカホカを試着して遊ぶ。
最後のカンボジアの夜。
最後のって言ってもあまり感慨に耽るとかは一切なし。

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洗面所でヤモリを発見。
当然しなければならないチェックアウトの為の片付け等も、これまた一切手を付けず。
明日の為に12時前には就寝。
カンボジア3日目終了。

~つづく~

09.16.17:54

気軽にシェムリアップ~カンボジア旅行記④~


8月23日(日曜日)6時起床。
カンボジアに来てから早寝早起きの習慣が付いたようだ。
旅の高揚感からくる一過性のものであろうけど・・・。
軽く身支度をして朝食を食べに階下に降りる。
輝くような笑顔で挨拶してくれる従業員の人たち。
この国の人たちは一様に笑顔が素敵だ。
卵をその場で焼いてくれる係りの男の子は毎日嬉しそうに話し掛けてくる。
明日にはもう帰るよと言ったら、まるでこの世の終わりを聞いたみたいな顔で、
「でも、また戻ってくるよね?」
なんて言ってくるものだから、一瞬でもカンボジアにこのまま住んでしまおうか?
とまで思ってしまった。(危ない危ない・・・。)

9時ホテル出発。
向かうはトンレサップ湖。

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トンレサップ湖はカンボジア中西部にあるインドシナ半島最大の淡水湖。面積は、乾季は琵琶湖の3倍、雨季には15倍になる湖。そこでは水上生活をしている人々がたくさん。
午前中はこの湖で生活している人々を垣間見れるトンレサップ湖クルーズ。
ガイドさんによると、生活者の大半はベトナム人だとのこと。
湖の上の教会や学校、樽に乗って移動する子供たち等、小さな小型ボートに乗って見学。
興味深い風景が盛り沢山。

20090823976.jpg











そして、乗船から30分ほど経過した頃、続々と私たちの乗っているボートめがけて近づいてくる物売りの子供たち。
上の写真右の女の子2人組み、なんと手漕ぎ船。最初はバナナ買ってくれと言ってきた。しかし果物としてのバナナではなく料理用のバナナだった為、要らないと断ったら、じゃ蛇はどうよと・・・。
これには何故かガイドさんが悲鳴を上げ、退散。
スピードを上げる私たちの船。
手漕ぎの物売りはもちろん追いつけない。
(蛇・・・買ってあげられなくてごめんよ・・・)と何故か気分がしょんぼりしてしまった鈴木姉。
そこへ物凄い爆音で近づいてくるモーターボート。

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カメラを向けると満面の笑みでピースサインをする男の子。
見る見る間に私たちのボートに近づいてくる彼ら・・・いや。いやいや、ぶつかるからっ!!
と危険を感じた瞬間、ヤッと一声、この男の子が右手に大きな籠を携え私たちのボートに飛び移った!そして細い手すりを綱渡りよろしくシュタタタタッと渡りきり私の目の前へ着地。
おおっ・・・!!??
「冷たい飲み物一本2ドル!買って!」
唖然として言葉を失っていた私も我に返り、彼の忍者のようなパフォーマンスに対して素直に2ドルを渡し、ビール購入。その後、彼は妹君の方にも買えと迫るが、「要らない。」と日本語で返す彼女の至極冷静な面持ちに、こりゃ無理だなと直感したのか素早く自分のボートに飛び戻り退散。

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この国の子供たちはとても逞しい。
大人の不足しているカンボジアで、今と未来を支える彼ら。
子供に夢や希望を!みたいなスローガンで現地入りするボランティアを横目でチラッと見ながら、
「その前に今、飯食わせてよ。」
と呟いていた小学生くらいの男の子の達観した表情が忘れられない。

一時間半程のクルーズを終え岸に到着。
車に向かう鈴木姉妹にここぞと群がる物売り。
ごめん、要らないよと言いながら前に進む私達。そこに物売りの女の子の一人が行くてを阻むかの様に鈴木(姉)の目の前へ躍り出る。
「記念に買って!!」
と差し出すお皿。いやいやだから、皿とか要らないから・・・と皿をチラ見して通り過ぎようとしたが、
ん・・・?????えっ???
写真付きの皿に何か違和感・・・振り返ってもう一度よく見ると・・・

20090823984.jpg












若干白目を剥いた妹君と睨みを利かせた私の姿があるではないか・・・。
「なんだこりゃ~!!!」
と叫ぶ鈴木姉妹。
「ね、記念に買って!」と女の子。
いつ撮ったんだよ・・・ていうか盗撮ですか・・・?
某ネズミーランドのスプラッシュマウンテンより性質が悪い・・・。
そういえば・・・とそこで姉は思い出す。
乗船する時に、私たちの目の前をウロウロしながら写真撮っているおじさんがいた事を・・・。
怪しいなこの人・・・と思い、訝しげな視線を投げかけた瞬間を激写されたらしい。
とんでもないお土産戦略だ。
ま、とにもかくにも妹君の白目剥いた顔が面白かったので2枚で20ドルと言っていた女の子に、5ドルなら買ってもいいよと言ったら、素直に「ありがとう!」とお皿を渡してきたのでご購入と相成りました。「これで、ママへのお土産出来たね。」と姉妹。
帰国後、皿を見て言葉を失う程喜んでいた鈴木ママさん。
良かった、良かった。笑

ホテルに戻り、昼ごはんをどうするか話し合った結果。
食欲も無いのでカフェにでも繰り出すかという事に。
ホテルの前で人の良さそうなお兄さんのトゥクトゥクを捉まえて出発。

DSCF5247.JPG







妹君はマンゴーカキ氷、姉はミックスフルーツジュース。
しっかし、暑い。
一応雨季なので、もうちょっと涼しいのかと思っていた無知な私達に、このモワッとする暑さは中々堪える。何をするにも体力の消耗が激しい。暫し、カフェで雑誌を見たりボーっとして時間を過ごす。
トンレサップ湖を見終わった時点で、鈴木姉妹の観光意欲はゼロに。
もう、今回はこれで十分だよね?
とお互いに意思確認。果たして次回があるかないかなんて野暮なことはお互いに問わず。

<午後篇につづく>

09.13.02:25

気軽にシェムリアップ~カンボジア旅行記③~


8月22日(土曜日)午後篇

お茶後再びトゥクトゥクを拾い、ホテルへ。
14時半出発。いざ行かん、アンコール・ワット!
休憩を挟んで体力も若干回復したかに思えたけど、日差しはやはり午前より強い。
体力持つか不安。
エアコンの効いた車から土ぼこり舞う街並みを横目に何故か頭の中で「世界の車窓から」の音楽をリピート。ダラッタァ~タァ~タタァ~タラ~タァ~ラァ~、ジャラッチャァ~チャァ~。
回線が緩んでいる証拠。危険信号。ふと横を見れば、口開けて寝ている妹君。
(おいおい・・・君が見たいと言った遺跡だぞ・・・高揚感とかさ・・どこ置いてきた!笑)
そんなこんなで到着。
じゃじゃ~ん。

DSCF51347.jpg




















やばいです。ドギュ-ン!バキューン!ホヘェ~!!っとまあ、そんな言葉しか出てこないとです。
広大なのでひたすら歩くのですが、ここばかりはもう、地に足着いてない感覚で何がなんだか。
圧倒されました。もう、ものすごく。
午前中に来ると逆光でこんな風に写真が撮れないそうです。

20090822907.jpg




















クーメール建築の最高傑作なんて言われていて、写真では何度も見たことがあるアンコール・ワットですが、現地で自分の目で見ると何の思い入れも無かった私でさえ格別な思いがしました。スケールでかいです。
そりゃ妹君も満面の笑み見せてくれた訳です。回廊のレリーフとかも有名ですが、乗せていると限が無い・・・。勿論、ここではガイドさんも一段と張り切ってましたよ。
「このガイドやって、はじめて、それから、5キロ痩せたのです。」
と、聞いてない事までウキウキと喋繰り倒す感じで・・・。

DSCF5154.JPG




















其処彼処が修復中だったりしましたが、んなこと気にならんです。相当テンション上がりました。
勝手に庭園みたいなところで、スキップなんてしていたら、スカートの裾に草のトゲトゲしたのが沢山くっついて、中央塔の一番人が賑わう界隈の端っこで、妹君とガイドさんに刺抜きしてもらったり、大迷惑な姉でしたが、そんなスケールの小さいことはここじゃ一切、問題にもならん!
詳しくは皆さん、ご自分で行って体験してみてください。

さてさて、天気にも恵まれシェムリアップのTHE遺跡!的なものを次々と制覇していく鈴木姉妹。
実はこのアンコール・ワットを見終わった時点で、貪欲さの欠片も無い我等は、
(もう・・・十分じゃない?)
なんて雰囲気をお互いに醸し出していた。
そこでガイドさんの一喝。
「夕陽のとこ、行かないとこの街に来た意味ないです!」
・・・はい、行きましょう。
向かうはプノン・バケン。高さ75メートルに位置する丘上式寺院。
夕陽の美しく見えるスポットとして人気なんだとか・・・。
車で行けるのかと思いきや、自力で丘登って、急階段上って、やっと辿り着くとのこと。

DSCF5171.JPG













丘を自力で登るのはきつい方は象さんがお出迎え。羨ましげに見つめる姉妹にガイドさんは「あれお金かかる、高いからやめましょう。頑張ると30分かからないで行けるよ!」とグングン林の小道に入っていく。
30分・・・。数年ぶりにこんなに歩いた鈴木姉妹。更に山登り。
登っている間、ほぼ無言。
「雲多いから夕陽見えるかわからないね今日。」
なんて平気で言い放つガイドさんに些かの憎悪。
20分弱で寺院が見えてきた。最後の難関は急な階段。

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写真じゃ分かりずらいですが、相当急です。
上の人が転がって来ないことをひたすら願いつつ無心で登る。

20090822916.jpg














辿り着いた頂上。
日没まではあと1時間くらいかかると、着いてからの無駄な情報。
日陰側の石段に座り、呆けたように黙り込む鈴木姉妹。
妹君の頭上にはトンボが・・・。
日没が近づくにつれて、旅行客がワラワラと登ってくる。
ガイドさんは、会社の仲間たちと再会しお話に花を咲かせている。
様々な国の言葉が飛び交うなか、私達の周りだけやけに静か。
気になり見回すと、何のことは無い、カップルに囲まれていたのだ。
そりゃあねぇ、言葉は必要ないでしょうよ・・・よくもこんだけ暑いのにひっついて居られるもんだ。
隣の妹君はやっと浮遊していた魂が戻ってきたようで、カップルの写真なんかを盗撮している。
どうやら、ペアルックに刺激されたらしい。

DSCF5181.JPG













待ちに待ったお時間。
そろそろって時に、雲出現。
ガイドさん一言。
「ほらね。」
もうこちらは肯定も反論も意味を成さないことを知っているし、疲れていたので軽く受け流す。
混まない内に降りようか?と姉。
うん。と妹。
来た道を戻るのもまたドッと疲れるもんです。
山登りに魅力を感じたことが無い私には、修行にしか思えない。
やっとのことで車に辿り着き、ホテルへ。

ホテルの部屋のエアコンがこれでもかってくらい効いていて、幸せ。
とりあえず喉が渇いたので、妹君はファンタ、姉は缶ビールを飲んで一息。
さて、夕飯はどうしようかと・・・。
妹君からタイ料理が食べたいという意見が出る。
姉はもちろん文句はない。ビールがありゃどこだって良いのだから。
でも、何故にわざわざカンボジアに来てタイ料理なのか・・・。
ま、そんなスケールのちっさい事も気にしないのがカンボジア流だろう。

DSCF51924.jpg







タイ料理と希望を出しながら、実はトムヤムクン以外何も明確なビジョンが無かったらしい妹君。
好きなもの何でもいいよと言ったら、イセエビみたいの頼んで姉をびびらす。
スケールのでっかい妹を持つと、食事すらスリリング。

DSCF51904.jpg







お洒落なお店でお店の人の対応も素晴らしい。
ただ、やはり吹き抜け野外。暑いのは否めない。

20090822925.jpg











一日の締めくくり。ジンジャエールとビールで乾杯。
2回目はマンゴーシェークとビール。
どちらがビールかはご想像にお任せします。(写真見れば分かるか・・・笑)
もうこの頃になると、姉特有の現地化現象が始まっている。
カメレオンの様なこの体質。
既に顔の造りがカンボジア風。

食事後昨日行ったお店のお隣で足つぼマッサージ。
一時間8ドルで1ドル高い。押し方がなまっちょろくて、姉は不満。
後、ホテルに戻り、12時前には就寝。

カンボジア2日目終了。

~つづく~

09.05.04:22

気軽にシェムリアップ~カンボジア旅行記②~


8月22日(土曜日)6時起床。
目覚ましの音よりも先に妹君のシャワー音で目覚める。
簡単に身支度を整えて朝食を食べにホテルのビュッフェへ。
部屋の鍵を持たずにドアを閉めてしまい、カードキーではない旧仕様な癖に爽やかに自動ロック。
あ・・・。寝惚けたアホ姉妹は一瞬途方に暮れるも、何も無かったことにして朝食へ。

20090822694.jpg








本日快晴也。
1階にあるブッフェの横にはプール。大っぴらに観衆を気にせず水着になれる方は使用可。
朝食のメニューは洋式。クロワッサンが美味。つまり他は大した事まるでなし。
私的には、コーヒーが飲めるだけでも早起きする価値あり。せっかくインスタントのコーヒーやお茶っ葉を持参して来ていたのに、湯沸かし器が部屋に無いのだ。一年中暑いから、温かい飲み物など必要ないという事か?このホテル唯一の不満。湯沸かし器の欠如。

トイレットペーパーを持ってウロウロしていた掃除のお姉さんに部屋を開けてもらい、遺跡巡りの準備をして、8時半ホテル出発。
エアコンの効いた車は快適。ガイドのお姉さんは日本語が微妙。
「同じスズ~キで友達とカンボジア来るね、いいね。」
としきりに言っていた。こちらは何度も姉妹だと説明しているにもかかわらず。
思い込み。これに勝るもの無し。

200908227183.jpg








アンコール・トム到着。
20ドルの一日券購入。その場で写真撮って券に印刷してくれる。
こりゃ、思い出になるね~!なんて言っていた二人の内、姉は既に現時点で紛失済み。そんなもんです。
アンコール・トムとは大きな町という意味だそう。
ま、遺跡の説明はここでは省きます。面倒なので・・・。

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午前中だというのに、兎にも角にも暑い。この遺跡、大きな町というだけあって馬鹿でかい訳です。そこをテクテク歩く。歩く。歩・・く・・・。人生初です。着ている衣服がほぼびしょ濡れに成る程歩いて汗をかいたのは。ちなみに日焼け防止でパーカーなんかを半袖シャツの上から着てますけれど、そのパーカーまでもがびしょびしょですから。どんだけ暑いんだって話しです。

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遺跡を見てテンションは上がるのだけれど、暑さでテンションは下がり、丁度良くバランスがとれて、鈴木姉妹至極冷静。黙々と歩を進めます。
そこで一人例外、ガイドさん。
いやぁ、喋る喋る。お仕事ですから、ええ、ま、仕方が無いのですがね、彼女の話している事の半分も理解できないのはつらいです。相槌打つのは姉の役目とばかりに妹君はマイペースに写真撮っているし、姉は流れる汗が目に入りしきり目をショボショボさせながら、ガイドさんの言葉に頷き歩く。
まるで修行。

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ガイドさんのお得意は、観光写真スポットに来ると、こちらが望む望まぬまるごと無視してほぼ強制で写真を撮って下さる。
上の写真は象のテラスという場所。いらないって言ってるのにも関わらず、「鼻と鼻のあいだに入ってくださ~い!!」と大張り切り。
適当なのは毎回、こちらに知らせずあっと言う間にシャッターを切り、「はい~!!完璧でぇ~す!」と次の場所へと急がせる。
後に写真を見返して驚いた。
完璧なまでの失敗作。
目が開いていない、横向いてる、まだ位置に着いていない、ぶれてる、足切れてる等々・・・・。
素晴らしい。エクセレンツッ!!支持します。私は彼女を。

暑さでクラクラしてきた所で、次の場所に向かうべく車へ。
エアコンにこれまた人生初くらいの勢いで感動。

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着いた先はタ・プロム寺院。映画「トゥームレイダー」のロケ地にもなった場所。
発見されたままの姿で残されていて、ガジュマルの木が遺跡に絡みついている姿は圧巻。
木が多い為か、若干涼しくてホッとする。

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途中、かっこいい西洋人グループに見惚れて遺跡を見る方を怠けた鈴木姉妹。
妹の撮った写真の中には遺跡を撮っている風を装って、間違いなくこれは盗撮だろうと思われる写真を後に発見。さすが我が妹。グッジョブ!
私的には見た中でナンバー2のお勧めスポット。
ガジュマル愛好者は身もだえする事間違いなしであります。

午前の部はこれにて終了。
昼ごはんのお時間。
暑さにて食欲まるで無し。

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仕方なく、本当に他に選択肢がなく、アンコールビールを飲んで英気を養う。
食事後ホテルに戻り休憩。
シャワーを浴びて、午後の用意。
妹君は30分程お昼寝。姉も追随しようとするも、妹君が爽やかに起き出し、時間がもったいないからお茶でも飲みに外を散歩しようとのたまう。
はい・・・。

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ホテルの前でトゥクトゥクを拾い、オールドマーケット付近のカフェへ。
屋根つきオープンカー(カーじゃなくてバイクね)なので、風が心地よい。

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呆けた顔でアイスコーヒーをすする姉と、ご満悦でマンゴーアイスと何とかアイス(名前忘れた)のダブルをほうばる妹君。
午前中だけで一日分以上の疲労感。
この旅は何かと体力勝負だな・・・と改めて実感。

<午後篇につづく>