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流されずに流れる大陸放浪娘 ~極めてプライベートなOfficial Blog~
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  • 03/29/09:26

09.19.04:45

気軽にシェムリアップ~カンボジア旅行記⑤~


8月23日(日曜日)午後篇

カフェでまったりした後、隣接する御土産屋でカンボジア在住の日本人が作ったアンコールクッキーなるものを購入。
人の良いトゥクトゥクの兄さんが私たちを炎天下の中待っていてくれたので、再度乗り込み鈴木(姉)の熱い希望により大型スーパーへ。

66da6e2c.jpeg




















やはりスーパー!血潮が騒ぐ。色々と面白いものを発見しては鈴木姉妹大はしゃぎ。これぞエンターテイメント。
SUZUKI COFFEEなるものや、中国上海日本豆腐等、掘り出し物たくさん。
何が快適って、冷房がガンガン効いている事。
ここぞとばかりに涼み、鈴木(姉)はテイクアウトでホットコーヒーを買いホテルに戻る。
で、このホットコーヒー・・・。
トゥクトゥクで移動するには不向きこの上ない。
開放感ある素敵な乗り物であることは間違いないのだけれど、とにかく揺れる。
人の良い兄さんが快調に飛ばせば飛ばすほど、カップから熱い液体が惜しげなく放出。
炎天下、ただでさえ暑いのに、熱っ!!熱っ!危なっ!と漢字の違うアツイを連呼する鈴木(姉)。
馬っ鹿じゃないの・・・的な哀れみ混じりの迷惑そうな顔の妹君。
いやもう・・・膝に零れた時はカップを投げ捨てようかとまで思いましたが、人と環境に優しい姉アピールもしとかないとと・・・思い留まりました。
冷房で冷やされた身体も外に出たらものの3秒で汗が又噴出すこの国。
しくじりました。色んな方面で。ええ。

ホテルに到着後、恒例の夕食会議。
結果カンボジア鍋を食べに行くことに決定。
ガイドブックにも載っている有名店だし、安心だろうという選択。
長くホテルで休憩してしまうと、そのまま寝てしまう危険があるので、17時前に早めの夕食へ出発することにした。

ホテル前にてトゥクトゥクを拾い、乗る前にまずガイドブック片手に店の名前を伝え知っているか確認。
彼は知らなかったらしく、近場にいる仲間に何やらクメール語で「お前、知ってるか?」みたいな事を聞き始めた途端、ワラワラとトゥクトゥクの運転手が集まってきて大騒ぎ。
そこに登場したのがコサル氏である。
「なに?どこ、行きたいの?鍋?なんて名前?」
日本語だっ!!と突然現れた救世主に鈴木姉妹感激。
なんでも彼は普段日本語のガイドを仕事にしているのだが、丁度この日にキャンセルが入り、暇だった為ウロウロしていたとのこと。彼が間に入り、トゥクトゥクの運転手に場所を教えてくれてこれで一安心と思いきや、どうやら状況がおかしい。揉めているのだ。こっちはクメール語なのでちんぷんかんぷん。
そして、コサル氏「もー困ったよね~、店の場所知ってるの私だけ。ですから~みんな私が自分で運転するといい、言ってるよ。」
・・・え?どういうこと?だって貴方はトゥクトゥクの運転手じゃないじゃん・・・。
こちらの困惑をよそに、国が管理するトゥクトゥクだという証明になる運転手着用のチョッキが、私たちを乗せる予定だった運転手からコサル氏のもとへ。
そして意気揚々とバイクに跨るコサル氏。
「行くよ~乗ってくださ~い。」
チョッキを奪われた(というかむしろ自ら差し出した)運転手はニコニコしながら手を振ってお見送り。
意味が分からないまま、素直に座席におさまる鈴木姉妹。
出発・・・。

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とても陽気なコサル氏。彼の日本語は遺跡観光の時のガイドより上手。
「カンボジアの鍋ならね、もっといい店あるだよ~私はどっちでもいいですけど~どうしますか?」
というわけで、話の流れというかコサル氏の勢いに圧され彼のお勧め店へ。
あっという間に中心部を離れ、道が悪くなっていく。砂埃で目も開けられない上に、揺れが半端じゃない・・・。
「ね、大丈夫かな・・・?」と急に不安になる鈴木姉妹。
こっちの心配をよそに、ずっと喋り続けているコサル氏。

到着した店は、純カンボジア人のみぞ行くようなところ。
「どうする?着いたけど、ここ帰り危ないね、車ないよ?」とコサル氏。
「じゃ・・・一緒に食べますか?」と鈴木(姉)。
「そうね~仕方ないね~言葉出来ないと注文出来ないですから~。」とコサル氏。
(絶対最初からそのつもりだっただろコサル!!)
なんだか爽やかにはめられた鈴木姉妹でありました。
ま、カンボジアで観光客が行かないような店で一度くらい食事するのも思い出になるだろうと、楽観主義を大いに発揮し、興味津々で店の中に。(というか外、屋根のみ。)

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まずは、地元ビールで乾杯。
アンチョンビール。
コサル氏曰く、アンコールビール飲んでるのは外から来た人たちだけとの事。
ほうほう~と、なんだか知って得した気分で乾杯する三人。
「あ!!」っと妹君。
「どうしたの?」とコサル氏。
「運転するのにビール飲んでいいの?」と妹がコサル氏に問う。
あまりにも自然に乾杯して、すっかりコサル氏が我々の運転手である事を忘れていた頼りない姉。
「ビールは平気よ~。」とコサル氏。
「そうなんだ。」と納得した妹。
(え!!??納得しちゃうんだ?笑)
詰めが甘いんだか呑み込みが速いんだか、よく分からん妹君。

3cec95f6.jpeg







はい。そしてカンボジア鍋。
土鍋に透き通ったスープが張られている。
そこに材料を放り込む、煮立ったら即食。タレは甘めの醤油だれ。お好みで唐辛子を入れる。
鍋に入れる材料が来た瞬間から、鳥肌ものの異臭が・・・。
<牛筋・豆腐みたいな白いの・正体不明の生肉・野菜・麺>
白いのと生肉が怪しい。怪しすぎる。
姉妹に緊張が走る。
コサル氏は甲斐甲斐しく鍋に材料を放り込む作業に没頭。

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何故か緊張して、白いのと生肉の正体を聞き出せない姉妹。
「はい!出来ました~~」とコサル氏。
私たちのお皿に溢れんばかりに独特の香り漂うものを取り分けてくれる。
意を決して食べ始める姉妹。
スープはあっさりしていて案外いける。野菜ももちろん軽くクリア。
問題は白いの。
中国各地でゲテモノに挑戦してきた姉の偉大さを見せ付けるかっ!と意気込むも、箸は何故か野菜を拾ってしまう。そこで隣の妹君をチラ見。
おぉ!食べてるっ!!
敗北感を隠しながら一応白い物体を姉も箸でつまみ、「これなんですか?」と勇気を出してコサル氏に聞いてみた。
「それ?それね、のう、のうだよ、牛の。」
(のう?あぁ、脳ね・・・、って牛ですか!)
「そうですか~。」と平然を装い一口。感触は物凄く微妙。私的に完璧に苦手な領域。
孤独に口の中のものを呑み込む為に格闘する姉をよそに、
「アンキモみたいじゃない?」と妹君。
・・・。強すぎる・・・。
結局生肉も牛でした。半生くらいで食べるのがカンボジア人流とのことでしたが、非常に必死に祈祷の儀式のように何度もしゃぶしゃぶして完全に火が通ってから食べました。
昼食が遅かったとか言い訳しながら、早めに麺を投入してもらい、麺と野菜でなんとか美味しく食べてる風で場を持たせる姉。妹君が狂牛病にでもなったら、織江さん(ママ)に殺されるなと姉は考えたりもして。いやはや、なかなかスリリングな鍋でした。

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上の写真はまだ食べ始める前。
この頃にはもう現地人と間違われる程の変貌を遂げた姉。
今回何よりも嬉しかったのが、妹君もビールが飲めるようになっていたこと。

んで、コサル氏。
彼はずっと喋り続けていたわけですが、全部書くと夜明けを迎えそうなので省略して・・・
:その昔、彼は牛飼いだった。
:その昔、彼は漁師だった。
:その昔、彼は鉄鋼業を営んでいた。
:その昔、彼は学年で一番の秀才だった。
:その昔、彼は英語のガイドだった。
:現在、彼は日本語のガイドである。
:現在、ポルトガル語を勉強中である。
只者じゃない、怪しさ抜群のコサル氏でありました。
そして明日はどうするんだと言う話に最後なって、夜の飛行機で帰るから明日はその辺をブラブラしてゆっくりするよと姉妹は答えたわけです。
じゃあ遺跡は全部見たかと聞かれ、一つ一つ見終わった遺跡を答える姉妹。
「だめだよ!!!足りないよ!」と急に熱くなるコサル氏。
そりゃ、まだ見てない遺跡がたくさんあるけど、今回はこれくらいでいいかなと思って・・・と姉妹。
「だめ!!今回はって、じゃあ次はいつ来るの?!来ないかもしれないよ!」とコサル氏。
・・・見抜かれてる。
「ベン・メリアっていう遺跡だけでも明日行きましょう!」とコサル氏。
いや・・・12時にはチェックアウトしないとだし・・時間ないし・・・と姉妹。
「朝は早起きするね!11時半にホテルに戻る、問題ないだよ!」
押し問答が続き根負けしそうな姉より一足早く、我が妹君、
「じゃ、行く。」と承諾。
7時にホテル前集合の約束を結局してしまったのである。

帰りにオールドマーケット付近で下ろしてもらい、毎晩恒例となった足つぼマッサージへ。(7ドル)
後、マーケットで買い物してホテルに戻る。

7c611c84.jpeg

















ホテルの部屋で買いたてホカホカを試着して遊ぶ。
最後のカンボジアの夜。
最後のって言ってもあまり感慨に耽るとかは一切なし。

2009082310124.jpg













洗面所でヤモリを発見。
当然しなければならないチェックアウトの為の片付け等も、これまた一切手を付けず。
明日の為に12時前には就寝。
カンボジア3日目終了。

~つづく~
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無題

4日間のカンボジア滞在だったのですね。
すごく参考になります。って普通の旅ブログコメント・・立派な品揃えのスーパー。ほぼ3日あれば主要なところが回れること・・・

来月南に飛ぶ用があり、ついでにそこから往復券買い足せばシェムリアップ滞在が賞味2日。いまだ決心できず。

私は旅先で会う日本語を喋る外国人に対しては、さらっと受け流すようにしています。。

  • 2009年09月20日日
  • PonnTokyo
  • 編集
Re:無題
2日間の滞在でも、主要な所は見て回れると思いますよ!!
是非足を踏み入れてみて頂きたいお勧めの場所であります!

やっと、先ほど旅ブログが完成しました・・・
なかなか骨の折れる作業でした・・・
2009/09/26 20:46
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