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流されずに流れる大陸放浪娘 ~極めてプライベートなOfficial Blog~
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04.20.00:45

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  • 04/20/00:45

02.22.03:31

北京の15日間戦争。



15日間にも及ぶ中国の旧正月は幕を閉じた。
本日旧暦2月15日をもって、市内での花火・爆竹が全面禁止となる。
いやはや、加減を知らないと言うか・・・。
戦場の中で暮らしてる状態がこう何日も続くと、
さすがに初日に自分で大玉を打ち上げた時の感動すら薄れ、
耳にティッシュを詰めてどうにかやり過ごした日々。
戦火の中の北京。

年越しの日は、シナリオライターの友達のご家族にまざり食事をし、
その後北京郊外のご自宅に伺い、自宅前にて、
軽トラック一台分の爆竹と花火を打ち上げる。
その高級住宅街は、隣も、その隣も、後ろも、斜めも、全てが名だたる有名人が住んでいる。
よって、徒歩にてある女優さんのお宅に数人で移動し年越しパーティー。
広いリビングに等身大の馬のライトスタンドが、物凄い強烈な存在感を醸し出していて、
鈴木はこれの良さを分からないうちは一般庶民なのか・・・と、半分口を開けて茫然とすること3分少々。
女優さんの彼が私の側まで来て嬉々として言うには
彼「これね、イタリアから取り寄せたんだ!彼女がロケで家に居ない間に運び込んで、びっくりさせてあげようと思ってさ!」
鈴木「・・・そりゃ、また、彼女はびっくりしたでしゅ、でしょうね・・・?」
彼「見たら泣いちゃってさ!はは」
鈴木「あぁ、びっくり・・し過ぎたんですかね?」
彼「うれし泣きだよ!大成功!その後いつも彼女はこの馬に乗ろうとするんだけど、壊れちゃうと困るから、別にほら、これ!木馬を買ってあげたんだ!」
鈴木「・・・ははは。いや、あぁ!木馬っ!こり、これはまた、そりゃあ、羨ましい・・・。」
彼「さぁ!早く向こうに行って乾杯しよう!」

07-02-08_0017.jpg07-02-08_0007.jpg07-02-08_0021.jpg










こうして始まった年越しパーティー。
赤ワインの空ボトルが、分刻みにゴロゴロと。
途中、先ほどの彼がかつらを被り、上半身裸で下は黒スパッツを穿き、エルビスプレスリーを歌うなどの一幕もありつつ、
カウントダウンまで30分を切ったところで、急に皆掛け声を出し外に向いはじめる、
何がなんだか分からぬ鈴木も外に連れ出され、計5台の車にて出発。
・・・どこへ?
聞いた所で、皆ハイテンション故に、答えてくれない。
着いた所は視界の大きくひらけた川岸。
四方を見渡すと360度、どこもかしこも花火が盛大に打ち上がっている。
映画でも、こんなに壮大な大胆な映像は取れないだろうってくらい、すごい。
夢とか天国とか、その手のスペクタクル。
ディズニー真っ青のファンタジー。
皆一斉に、叫び声をあげながら花火を抱えて川岸に下りて行き、次々と打ち上げていく。
花火総量トラック一台分。

久しぶりに大声で笑って、叫んだ。
寒さで涙と鼻水が出てきても、それすらも楽しかった。

一夜明けて、テレビのスイッチを切るみたいに、あっさりと、至極簡単に、爽やかに、
現実に戻った鈴木。
夢じゃなかったと思えるのはただ赤ワイン効果による、頭痛。
そこからの13日間、一度、水を買いに外に出たのみ。
自宅にて仕事に明け暮れる。
15分睡眠を導入し、限界を感じたら15分後に携帯のアラームを設置し耳元にあてがって寝る。
15分後に心臓が破裂する勢いでびっくりして起きてまた仕事続行。
今から思えば、悪夢のような日々。
外では、休みなく爆竹音が鳴り響き、それにしても騒がし過ぎると思ったら、
近くのある御一家は花火と共に、ご自宅まで飛ばしてしまったらしい。
花火も爆竹もマイホームも打ち上がる正月。
どんだけ・・・。

気の効く友人は、引きこもり状態の私に大量の冷凍餃子の差し入れ。30-01-08_2238.jpg
餃子をおいしく食べながら、日本での騒ぎに胸を痛める鈴木。
どうして、また、そんな事に・・・。
日本から多数、食事は大丈夫なのか?
と心配して連絡を頂いた鈴木ですが、心配をして下さる皆様に申し訳ない程、
大丈夫です・・・。

そして本日、久しぶりに外に出てスーパーに買い物。
気分を変えて少し離れたところまでタクシーにて向う。
途中、年下の俳優君を拾う。
彼曰く、買い物に行くと聞いたからにはお供するのが男なんだというので仕方なく。
基本、誰かと一緒に買い物するのが好きではない鈴木。
しかし、これこそが男らしさだと豪語している彼の面目を立ててみてもいいかなとも思ったし、
ピチピチの肌に愛くるしいリスみたいな顔の年下君と一緒に居たら、
多少若返り効果を期待できるのではないかと思ったのである。
スーパーにて、紳士らしくカート押し係を進んでする彼。
そこまでは良かったのだが、自分の買い物と途中で混同してきたらしく、
知らぬ間に私が決して買わないもの、コーラ・牛乳・ポテトチップス・板チョコもろもろが、
さり気なくカートに放り込まれていく。
しかもだんだん気が大きくなってきたのか、私が入れた無糖ヨーグルトに文句をつける始末。
「酸っぱ過ぎるのは身体に悪いんだよ!イチゴ味にしなよ!」
・・・。
ワトソン君、私が遠出までして何故このスーパーに来たかを君は分かっていない。
無糖のヨーグルトがあるからなのだ!
と、一喝すりゃすぐしょげるワトソン君こと年下ボーイ。
「大人しくするから、怒らないで・・・。」
’’’。
ずばり言おう。
鈴木はやはり年下君は苦手だ。
甘すぎる、可愛いすぎる。
今後は更に距離を置こうと固く決意した。

21-02-08_2014.jpg帰りのタクシーにて最後の花火・爆竹の総ラッシュ攻撃を身をもって受ける。
皆、至る所で道路に出て打ち上げる為、車はウネウネと閃光を避けながら進む。
何度か急ブレーキを掛ける事態も起こるので気がきじゃない。
タクシーの運ちゃんはしきりに、携帯電話で他の運転手仲間とやり取り。
「おお、お前今どこだ?あの通りはやめとけ!今通ったとこだが花火踏んじまってよ!危うく火車になるとこだったぜ、ちくしょう!あん?そうか、ああ、・・・・(続く)」
会話を聞いて、少なからぬショックを受ける鈴木。
・・・火・・車???
勘弁してください。
間違いなくその火車ってのはあの意味じゃないですね・・・。
運転しながら携帯も止めてください・・・。

無事に家に辿り着いたから良かったものの、しゃれにならない。
タイムピリオド12時をまわっても後30分程は、しつこく打ち鳴らされていた花火と爆竹も、
やっと落ち着き、平和が街に戻った。
正月終了と共に、
空白の数十日間をこれにて報告終わり。

正月前以前の出来事は、次回。
おやすみなさい。

 

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旧正月ですか

中国人のパワーを見せ付けられる凄さですね。昔、カトマンズから上海まで夜行便で飛んだとき、後ろに座った中国人がうるさくて眠れなかったことを思い出しました。今は、いびきで回りの人たちに迷惑をかけている私が言うのもなんですけどね。www

  • 2008年02月22日金
  • 大阪のどらえもん
  • 編集

無題

体重とは反比例し年々減り続け、ついに今年のバレンタインデーは0個の新記録を打立てた僕です。
最早敵無し!
何が?!…聞くな!!

え~麺道お疲れ様でした。
母上様よりダビング頼まれついでに3話ほど拝見しました。
いや~かなり良かったです。
斬新なまでにフランクなレポート!
流暢な中国語。
カミ応えのある日本語…?
もとい。
噛み応えのある麺。
「なんて表現したらいいんでしょ~?ねぇ?誰か?ねぇ?」
TVの前で思わず「知らんがな」と突っ込むは言わずもがな、
もしくは思う壺か。
そりゃ色んな意味で現地人にも間違われるわさ。


すっかり中華セレブの仲間入りですな。
トラック1台分の花火…
分刻みに空くワイン…
揺れる三角木馬…三角ちゃうね。
まぁバブルちゅうか、デカダンちゅうか。
年下男の子との件も、
苦手・キライと言っては見ても、
お惚気にしか見えんのはMy新記録の成せる所業か。
それとも、嫌よ嫌よも何とかの内??

人間良くも悪くも慣れる物。
ロケから帰ると年下イケメンバブラーからのプレゼントで
等身大の牛のランプ(もも肉ではない)で部屋ギュウギュウ(牛だけに!?)に。
そんな状況も奈央感激!って咽び泣く日が来るやも知れんよ。

ともかく一番の疑問は、「上半身裸で下は黒スパッツ」はエルビスではなく江頭ではなか?と言う事です。

  • 2008年02月28日木
  • 靖男
  • 編集

無題

2008年の北京は賑やかですか。
日本と中国の歴史的、食料の問題などなど、話題が多い中、オリンピックまで後半年足らず・・・
さぞかし活気に溢れていることでしょう。

中国生活の現実は厳しいでしょうが、もうすぐ春です。
頑張ってください。

  • 2008年03月01日土
  • xiu
  • 編集
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