10.06.19:10
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09.16.17:54
気軽にシェムリアップ~カンボジア旅行記④~
8月23日(日曜日)6時起床。
カンボジアに来てから早寝早起きの習慣が付いたようだ。
旅の高揚感からくる一過性のものであろうけど・・・。
軽く身支度をして朝食を食べに階下に降りる。
輝くような笑顔で挨拶してくれる従業員の人たち。
この国の人たちは一様に笑顔が素敵だ。
卵をその場で焼いてくれる係りの男の子は毎日嬉しそうに話し掛けてくる。
明日にはもう帰るよと言ったら、まるでこの世の終わりを聞いたみたいな顔で、
「でも、また戻ってくるよね?」
なんて言ってくるものだから、一瞬でもカンボジアにこのまま住んでしまおうか?
とまで思ってしまった。(危ない危ない・・・。)
9時ホテル出発。
向かうはトンレサップ湖。
トンレサップ湖はカンボジア中西部にあるインドシナ半島最大の淡水湖。面積は、乾季は琵琶湖の3倍、雨季には15
午前中はこの湖で生活している人々を垣間見れるトンレサップ湖クルーズ。
ガイドさんによると、生活者の大半はベトナム人だとのこと。
湖の上の教会や学校、樽に乗って移動する子供たち等、小さな小型ボートに乗って見学。
興味深い風景が盛り沢山。
そして、乗船から30分ほど経過した頃、続々と私たちの乗っているボートめがけて近づいてくる物売りの子供たち。
上の写真右の女の子2人組み、なんと手漕ぎ船。最初はバナナ買ってくれと言ってきた。しかし果物としてのバナナではなく料理用のバナナだった為、要らないと断ったら、じゃ蛇はどうよと・・・。
これには何故かガイドさんが悲鳴を上げ、退散。
スピードを上げる私たちの船。
手漕ぎの物売りはもちろん追いつけない。
(蛇・・・買ってあげられなくてごめんよ・・・)と何故か気分がしょんぼりしてしまった鈴木姉。
そこへ物凄い爆音で近づいてくるモーターボート。
カメラを向けると満面の笑みでピースサインをする男の子。
見る見る間に私たちのボートに近づいてくる彼ら・・・いや。いやいや、ぶつかるからっ!!
と危険を感じた瞬間、ヤッと一声、この男の子が右手に大きな籠を携え私たちのボートに飛び移った!そして細い手すりを綱渡りよろしくシュタタタタッと渡りきり私の目の前へ着地。
おおっ・・・!!??
「冷たい飲み物一本2ドル!買って!」
唖然として言葉を失っていた私も我に返り、彼の忍者のようなパフォーマンスに対して素直に2ドルを渡し、ビール購入。その後、彼は妹君の方にも買えと迫るが、「要らない。」と日本語で返す彼女の至極冷静な面持ちに、こりゃ無理だなと直感したのか素早く自分のボートに飛び戻り退散。
この国の子供たちはとても逞しい。
大人の不足しているカンボジアで、今と未来を支える彼ら。
子供に夢や希望を!みたいなスローガンで現地入りするボランティアを横目でチラッと見ながら、
「その前に今、飯食わせてよ。」
と呟いていた小学生くらいの男の子の達観した表情が忘れられない。
一時間半程のクルーズを終え岸に到着。
車に向かう鈴木姉妹にここぞと群がる物売り。
ごめん、要らないよと言いながら前に進む私達。そこに物売りの女の子の一人が行くてを阻むかの様に鈴木(姉)の目の前へ躍り出る。
「記念に買って!!」
と差し出すお皿。いやいやだから、皿とか要らないから・・・と皿をチラ見して通り過ぎようとしたが、
ん・・・?????えっ???
写真付きの皿に何か違和感・・・振り返ってもう一度よく見ると・・・
若干白目を剥いた妹君と睨みを利かせた私の姿があるではないか・・・。
「なんだこりゃ~!!!」
と叫ぶ鈴木姉妹。
「ね、記念に買って!」と女の子。
いつ撮ったんだよ・・・ていうか盗撮ですか・・・?
某ネズミーランドのスプラッシュマウンテンより性質が悪い・・・。
そういえば・・・とそこで姉は思い出す。
乗船する時に、私たちの目の前をウロウロしながら写真撮っているおじさんがいた事を・・・。
怪しいなこの人・・・と思い、訝しげな視線を投げかけた瞬間を激写されたらしい。
とんでもないお土産戦略だ。
ま、とにもかくにも妹君の白目剥いた顔が面白かったので2枚で20ドルと言っていた女の子に、5ドルなら買ってもいいよと言ったら、素直に「ありがとう!」とお皿を渡してきたのでご購入と相成りました。「これで、ママへのお土産出来たね。」と姉妹。
帰国後、皿を見て言葉を失う程喜んでいた鈴木ママさん。
良かった、良かった。笑
ホテルに戻り、昼ごはんをどうするか話し合った結果。
食欲も無いのでカフェにでも繰り出すかという事に。
ホテルの前で人の良さそうなお兄さんのトゥクトゥクを捉まえて出発。
妹君はマンゴーカキ氷、姉はミックスフルーツジュース。
しっかし、暑い。
一応雨季なので、もうちょっと涼しいのかと思っていた無知な私達に、このモワッとする暑さは中々堪える。何をするにも体力の消耗が激しい。暫し、カフェで雑誌を見たりボーっとして時間を過ごす。
トンレサップ湖を見終わった時点で、鈴木姉妹の観光意欲はゼロに。
もう、今回はこれで十分だよね?
とお互いに意思確認。果たして次回があるかないかなんて野暮なことはお互いに問わず。
<午後篇につづく>
09.15.23:13
かえる泳ぎ。
ここ数日天気が良い。
しかし暑くも無く寒くも無くみたいな中途半端がちょっと苛っとする。
先週くらいからほぼ毎日、打ち合わせやらなんやらで、
外出が多く、家の中が荒れ始めた。
心まで荒むまでに、秩序を取り戻さねば・・・。
ちなみに先ほどまで、ドラマの台本を読んでいた。
正直に言えば、眺めていた。
さっぱり意味が分からないのだ。
今まで歴史ものには近づかないようにしていたのだけれど、
終に逃げられず追い込まれてしまった。
現代の言い回しとは相当違うし、まず出てくる人物の名前から難解。
「アクションシーンあるよ。」
なんて言われていたのだが、まさか屋根から屋根に飛び移ったり、
空中蹴りから相手の肩にヒョイッと止まり、その後回転して着地とか、
完全に人間超えしている描写を目にするとは思わなんだ。
びっくりし過ぎて、暫し呼吸停止。
何?忍者?笑
ま、まだこの作品に参加するか決めていないので、
もうちょっと読み進めてみようと思う・・・。
馬に乗れるかと聞かれて乗れると答えたはいいが、
あくまでも普通に乗れるだけで、馬の背中に立って駆け回るなんて芸当は出来ん。
サーカス団を呼んでおくれ!笑
完結していないカンボジア日記も気になるところですが、
それは追々、いや、近々更新するとして・・・
先日井上朋子嬢が日本に帰国するに当たり、
朝一の飛行機だってことなので、
寝坊しないよう、徹夜のお供をしました。
別に始めから徹夜の予定ではなかったのだけれど、
成り行きというか、いつものパターン。
んで、何してたかというと、平泳ぎの練習。
朋子家にて、無心に、真剣に、丑三つ時に、空を掻き分ける年頃の女性2名。
泳ぎの得意な朋子先生に習い、鈴木も目覚しい成長を遂げた。(・・・気がする。)
スパルタ特訓に没頭し、気づくと出発30分前。
「大丈夫!私、旅慣れてるからっ!!」
と平静を装いながらも洋服片手に無駄にウロウロしている朋子先生。
これも恒例。
いつまでも空のままのスーツケースを見て業を煮やした鈴木は、必要と思われるものを詰めてあげました。
得意げに手伝ってやったぞオーラを出す鈴木を朋子先生は横目でチラリと見て、
「ありがと~。」
なんて言いながら簡単にワニさんと熊さんを外に放り出しました。
その後、やっと調子が出てきてあっという間にパッキング終了。
一緒に家を出て、一緒にタクシーに乗り込み空港へ。
・・・?
鈴木は自然な成り行きで空港まで来てしまい。
スタバで朝ごはんを一緒に食べて、搭乗口に送り出し、帰宅。
じゃあね!!といって搭乗口に向かい始めてから、完全に姿が見えなくなるまで、
鈴木はじっと見ていたのだけれど、
最後まで朋子先生がこちらを振り向くことは無かった。
男前な去り方だっ!!
と、妙に感心してしまった。
さて、この朋子さん。
そろそろ北京に戻ってくる頃でしょう。笑
09.13.02:25
気軽にシェムリアップ~カンボジア旅行記③~
8月22日(土曜日)午後篇
お茶後再びトゥクトゥクを拾い、ホテルへ。
14時半出発。いざ行かん、アンコール・ワット!
休憩を挟んで体力も若干回復したかに思えたけど、日差しはやはり午前より強い。
体力持つか不安。
エアコンの効いた車から土ぼこり舞う街並みを横目に何故か頭の中で「世界の車窓から」の音楽をリピート。ダラッタァ~タァ~タタァ~タラ~タァ~ラァ~、ジャラッチャァ~チャァ~。
回線が緩んでいる証拠。危険信号。ふと横を見れば、口開けて寝ている妹君。
(おいおい・・・君が見たいと言った遺跡だぞ・・・高揚感とかさ・・どこ置いてきた!笑)
そんなこんなで到着。
じゃじゃ~ん。
やばいです。ドギュ-ン!バキューン!ホヘェ~!!っとまあ、そんな言葉しか出てこないとです。
広大なのでひたすら歩くのですが、ここばかりはもう、地に足着いてない感覚で何がなんだか。
圧倒されました。もう、ものすごく。
午前中に来ると逆光でこんな風に写真が撮れないそうです。
クーメール建築の最高傑作なんて言われていて、写真では何度も見たことがあるアンコール・ワットですが、現地で自分の目で見ると何の思い入れも無かった私でさえ格別な思いがしました。スケールでかいです。
そりゃ妹君も満面の笑み見せてくれた訳です。回廊のレリーフとかも有名ですが、乗せていると限が無い・・・。勿論、ここではガイドさんも一段と張り切ってましたよ。
「このガイドやって、はじめて、それから、5キロ痩せたのです。」
と、聞いてない事までウキウキと喋繰り倒す感じで・・・。
其処彼処が修復中だったりしましたが、んなこと気にならんです。相当テンション上がりました。
勝手に庭園みたいなところで、スキップなんてしていたら、スカートの裾に草のトゲトゲしたのが沢山くっついて、中央塔の一番人が賑わう界隈の端っこで、妹君とガイドさんに刺抜きしてもらったり、大迷惑な姉でしたが、そんなスケールの小さいことはここじゃ一切、問題にもならん!
詳しくは皆さん、ご自分で行って体験してみてください。
さてさて、天気にも恵まれシェムリアップのTHE遺跡!的なものを次々と制覇していく鈴木姉妹。
実はこのアンコール・ワットを見終わった時点で、貪欲さの欠片も無い我等は、
(もう・・・十分じゃない?)
なんて雰囲気をお互いに醸し出していた。
そこでガイドさんの一喝。
「夕陽のとこ、行かないとこの街に来た意味ないです!」
・・・はい、行きましょう。
向かうはプノン・バケン。高さ75メートルに位置する丘上式寺院。
夕陽の美しく見えるスポットとして人気なんだとか・・・。
車で行けるのかと思いきや、自力で丘登って、急階段上って、やっと辿り着くとのこと。
丘を自力で登るのはきつい方は象さんがお出迎え。羨ましげに見つめる姉妹にガイドさんは「あれお金かかる、高いからやめましょう。頑張ると30分かからないで行けるよ!」とグングン林の小道に入っていく。
30分・・・。数年ぶりにこんなに歩いた鈴木姉妹。更に山登り。
登っている間、ほぼ無言。
「雲多いから夕陽見えるかわからないね今日。」
なんて平気で言い放つガイドさんに些かの憎悪。
20分弱で寺院が見えてきた。最後の難関は急な階段。
写真じゃ分かりずらいですが、相当急です。
上の人が転がって来ないことをひたすら願いつつ無心で登る。
辿り着いた頂上。
日没まではあと1時間くらいかかると、着いてからの無駄な情報。
日陰側の石段に座り、呆けたように黙り込む鈴木姉妹。
妹君の頭上にはトンボが・・・。
日没が近づくにつれて、旅行客がワラワラと登ってくる。
ガイドさんは、会社の仲間たちと再会しお話に花を咲かせている。
様々な国の言葉が飛び交うなか、私達の周りだけやけに静か。
気になり見回すと、何のことは無い、カップルに囲まれていたのだ。
そりゃあねぇ、言葉は必要ないでしょうよ・・・よくもこんだけ暑いのにひっついて居られるもんだ。
隣の妹君はやっと浮遊していた魂が戻ってきたようで、カップルの写真なんかを盗撮している。
どうやら、ペアルックに刺激されたらしい。
待ちに待ったお時間。
そろそろって時に、雲出現。
ガイドさん一言。
「ほらね。」
もうこちらは肯定も反論も意味を成さないことを知っているし、疲れていたので軽く受け流す。
混まない内に降りようか?と姉。
うん。と妹。
来た道を戻るのもまたドッと疲れるもんです。
山登りに魅力を感じたことが無い私には、修行にしか思えない。
やっとのことで車に辿り着き、ホテルへ。
ホテルの部屋のエアコンがこれでもかってくらい効いていて、幸せ。
とりあえず喉が渇いたので、妹君はファンタ、姉は缶ビールを飲んで一息。
さて、夕飯はどうしようかと・・・。
妹君からタイ料理が食べたいという意見が出る。
姉はもちろん文句はない。ビールがありゃどこだって良いのだから。
でも、何故にわざわざカンボジアに来てタイ料理なのか・・・。
ま、そんなスケールのちっさい事も気にしないのがカンボジア流だろう。
タイ料理と希望を出しながら、実はトムヤムクン以外何も明確なビジョンが無かったらしい妹君。
好きなもの何でもいいよと言ったら、イセエビみたいの頼んで姉をびびらす。
スケールのでっかい妹を持つと、食事すらスリリング。
お洒落なお店でお店の人の対応も素晴らしい。
ただ、やはり吹き抜け野外。暑いのは否めない。
一日の締めくくり。ジンジャエールとビールで乾杯。
2回目はマンゴーシェークとビール。
どちらがビールかはご想像にお任せします。(写真見れば分かるか・・・笑)
もうこの頃になると、姉特有の現地化現象が始まっている。
カメレオンの様なこの体質。
既に顔の造りがカンボジア風。
食事後昨日行ったお店のお隣で足つぼマッサージ。
一時間8ドルで1ドル高い。押し方がなまっちょろくて、姉は不満。
後、ホテルに戻り、12時前には就寝。
カンボジア2日目終了。
~つづく~
09.07.19:18
2009年9月7日 7:00:16
おねーちゃん。
大切な事を注意するの忘れてましたけど、私達が行ったのは、 シェムリアップではなく、シュムリアップです!! めんごめんご(^^)v(本日早朝、妹ちゃんからこんなメール来ました・・・。今更ですか?) 追記:悔しいのでGoogleで検索してみました。 シェムリアップ260,000件。 シュムリアップ31,400件。 姉の勝利!!! 外国語の発音を日本語で表記する場合、どれが正しいのか判断するのは難しいけれど、 検索しやすいのが一番でしょう。 あぁ、良かった。 妹よ!姉はシェムリアップでいきます!!
09.05.04:22
気軽にシェムリアップ~カンボジア旅行記②~
8月22日(土曜日)6時起床。
目覚ましの音よりも先に妹君のシャワー音で目覚める。
簡単に身支度を整えて朝食を食べにホテルのビュッフェへ。
部屋の鍵を持たずにドアを閉めてしまい、カードキーではない旧仕様な癖に爽やかに自動ロック。
あ・・・。寝惚けたアホ姉妹は一瞬途方に暮れるも、何も無かったことにして朝食へ。
本日快晴也。
1階にあるブッフェの横にはプール。大っぴらに観衆を気にせず水着になれる方は使用可。
朝食のメニューは洋式。クロワッサンが美味。つまり他は大した事まるでなし。
私的には、コーヒーが飲めるだけでも早起きする価値あり。せっかくインスタントのコーヒーやお茶っ葉を持参して来ていたのに、湯沸かし器が部屋に無いのだ。一年中暑いから、温かい飲み物など必要ないという事か?このホテル唯一の不満。湯沸かし器の欠如。
トイレットペーパーを持ってウロウロしていた掃除のお姉さんに部屋を開けてもらい、遺跡巡りの準備をして、8時半ホテル出発。
エアコンの効いた車は快適。ガイドのお姉さんは日本語が微妙。
「同じスズ~キで友達とカンボジア来るね、いいね。」
としきりに言っていた。こちらは何度も姉妹だと説明しているにもかかわらず。
思い込み。これに勝るもの無し。
アンコール・トム到着。
20ドルの一日券購入。その場で写真撮って券に印刷してくれる。
こりゃ、思い出になるね~!なんて言っていた二人の内、姉は既に現時点で紛失済み。そんなもんです。
アンコール・トムとは大きな町という意味だそう。
ま、遺跡の説明はここでは省きます。面倒なので・・・。
午前中だというのに、兎にも角にも暑い。この遺跡、大きな町というだけあって馬鹿でかい訳です。そこをテクテク歩く。歩く。歩・・く・・・。人生初です。着ている衣服がほぼびしょ濡れに成る程歩いて汗をかいたのは。ちなみに日焼け防止でパーカーなんかを半袖シャツの上から着てますけれど、そのパーカーまでもがびしょびしょですから。どんだけ暑いんだって話しです。
遺跡を見てテンションは上がるのだけれど、暑さでテンションは下がり、丁度良くバランスがとれて、鈴木姉妹至極冷静。黙々と歩を進めます。
そこで一人例外、ガイドさん。
いやぁ、喋る喋る。お仕事ですから、ええ、ま、仕方が無いのですがね、彼女の話している事の半分も理解できないのはつらいです。相槌打つのは姉の役目とばかりに妹君はマイペースに写真撮っているし、姉は流れる汗が目に入りしきり目をショボショボさせながら、ガイドさんの言葉に頷き歩く。
まるで修行。
ガイドさんのお得意は、観光写真スポットに来ると、こちらが望む望まぬまるごと無視してほぼ強制で写真を撮って下さる。
上の写真は象のテラスという場所。いらないって言ってるのにも関わらず、「鼻と鼻のあいだに入ってくださ~い!!」と大張り切り。
適当なのは毎回、こちらに知らせずあっと言う間にシャッターを切り、「はい~!!完璧でぇ~す!」と次の場所へと急がせる。
後に写真を見返して驚いた。
完璧なまでの失敗作。
目が開いていない、横向いてる、まだ位置に着いていない、ぶれてる、足切れてる等々・・・・。
素晴らしい。エクセレンツッ!!支持します。私は彼女を。
暑さでクラクラしてきた所で、次の場所に向かうべく車へ。
エアコンにこれまた人生初くらいの勢いで感動。
着いた先はタ・プロム寺院。映画「トゥームレイダー」のロケ地にもなった場所。
発見されたままの姿で残されていて、ガジュマルの木が遺跡に絡みついている姿は圧巻。
木が多い為か、若干涼しくてホッとする。
途中、かっこいい西洋人グループに見惚れて遺跡を見る方を怠けた鈴木姉妹。
妹の撮った写真の中には遺跡を撮っている風を装って、間違いなくこれは盗撮だろうと思われる写真を後に発見。さすが我が妹。グッジョブ!
私的には見た中でナンバー2のお勧めスポット。
ガジュマル愛好者は身もだえする事間違いなしであります。
午前の部はこれにて終了。
昼ごはんのお時間。
暑さにて食欲まるで無し。
仕方なく、本当に他に選択肢がなく、アンコールビールを飲んで英気を養う。
食事後ホテルに戻り休憩。
シャワーを浴びて、午後の用意。
妹君は30分程お昼寝。姉も追随しようとするも、妹君が爽やかに起き出し、時間がもったいないからお茶でも飲みに外を散歩しようとのたまう。
はい・・・。
ホテルの前でトゥクトゥクを拾い、オールドマーケット付近のカフェへ。
屋根つきオープンカー(カーじゃなくてバイクね)なので、風が心地よい。
呆けた顔でアイスコーヒーをすする姉と、ご満悦でマンゴーアイスと何とかアイス(名前忘れた)のダブルをほうばる妹君。
午前中だけで一日分以上の疲労感。
この旅は何かと体力勝負だな・・・と改めて実感。
<午後篇につづく>