02.04.20:44
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11.05.00:23
モンゴリア-ヌ?
自分の足で地面に立っている時間より、馬に乗っている時間の方が長い。
そんなモンゴリアン的生活真っ只中の鈴木です。
元気ですか皆さん?
自分のシーンの撮影の無い日は、現場で一日刀と馬乗りの練習しています。
全身筋肉痛。
馬ちゃんには中々苛められていますが・・・だからこそコミニュケーション不足解消の為に、アリちゃん(鈴木専用の馬一号)とズーロンちゃん(鈴木戦闘用馬2号)に寄り添って生きているわけです今。ええ。
思いっきり速く走るのはすぐにこなせるようになったのですが、人間で言う競歩的な疾走時の乗りこなしが未だに思うように出来ず・・・リズムが取れないのです。これが出来ないとお尻に負担がきまして、どこに座るにもクッションが必要なくらい、つまりとんでもなく痛い。ああ・・・。
内太ももとふくらはぎは皮が擦り剥けて、歩行困難。
上の写真のでお分かりのように、砂漠の真っ只中でずっ~と馬の上。
一体全体・・・あたしは・・・どこに向かっているんだろう・・・。
と、たまに途方に暮れてみたり。
人生何が起こるかわからんものです。
ビバ!サプライズ!
ってな状況です。
しかし、悲しいこともあり。昨日の撮影中にアリちゃんのお友達で毛並みの綺麗な馬さんが崖落ちして不慮の死を遂げてしまいました。乗っていた人間は無事でしたが、あまりにもあっけなく、こうして突然に死んでしまうなんて・・・。調教師や乗っていたモンゴルの男の子の号泣。
やりきれない気分です。
もう二度とこんな事が無い様に祈ります。
砂漠で日本刀を振り回す日本人。(女)
日々12時間程の時間を砂漠にて過ごしているのです。
貴重な体験ではあるけれども、撮影が終わった暁には、二度とここに戻って来ないと砂漠にきっぱり決別を言い渡す所存です。もう既に砂漠で過ごしてもいい時間を一生分使い果たした感満々ですから。
さて、引き続き頑張ります。ちなみに鎧を装着すると、自分がロボットになった気がします。
重いです。見た目以上に。
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10.29.17:33
撮影中~。
クランクインしてから一週間、朝4時起きが日課となっていた鈴木も、
やっとここ数日撮影お休み。
砂漠の真ん中で開始した撮影、毎日スタッフおよび出演者は相当量の砂を体内に吸収しつつ、戦ってます。
一昨日の夜、監督とカメラマンと一緒に一週間分の撮り終えた部分を見ながら討論会をしました。
編集の時に自分の演技を垣間見て「あわわ・・・」となった事はあれども、こうして撮影中にじっくり研究しながら自分を見るのは初めて。中々有意義で貴重な時間でした。客観的に自分を見直せたのも、監督及びカメラマンから演技の方向性に対して評価を頂けたのも今後の撮影に自信を持って望める力に・・・(なったのか?どうなんだ?笑)。
真ん中のカウボーイハット被った怪しい人物が監督です・・・笑
規模の大きいシーンは1カット撮るのだけでも数時間・・・。
さて上の写真、鈴木はいったいどこでしょう?砂漠の砂が舞い、自分と自分の馬以外、隣の人間すら見えない・・・。
本物と偽者をシーンによって使い分けている日本刀。よって、鈴木の右手は万年筋肉痛。食事の際、箸が震えて他の共演者や監督に大笑いされました。
鈴木の隣の男の子が相棒。
彼はまだ学生、本番で緊張のあまりNGを連発しまくっていて、毎日現場で監督にありとあらゆる罵りの言葉を投げかけられているのです。「てめぇこのやろ、何度やれば出来るんだ!リンムー姉さんに謝れ!!」なんて言われて、「ごめんなさい・・・。」と泣きそうな顔で謝ってこられても、「いやいや、はは、大丈夫!大丈夫!はは」なんつって、笑うしかない。実際、鈴木自身も必死ですから・・・笑
唯一、一日敦煌の郊外にて撮影。砂漠から離脱!!しかし遠かった・・・往復5時間超。
しかも帰りの車が衝突事故を起こし、危うく大惨事になりかける始末。
人生で初、正面から車と車がぶつかる瞬間をその車の車内で見るという貴重な体験をしてしまいました。
幸運にももうすぐ到着すると運転手が知らせてくれた直後だったので、皆起きていて衝突の瞬間にお互いに庇い合う事が出来たこと。寝ていたらガラス突き破って外に放り出されていたはず。危険です。はい。
遠かったけれど、この日のロケ地はとても綺麗な場所でした。知る人ぞ知る穴場だそうで、もう二度と来る事はないだろうねと不思議な感慨を皆口にしていました。
しかしこの写真見ても、どんな話だかさっぱりですね。我々二人の服装の差異・・・両者国代表みたいな・・・笑
1ページくらいの長台詞を延々と喋り続ける鈴木日本代表。撮影後、相手の役者さんが「お前、台詞と同じくらい中国語話せるようになったら無敵だぞ。」とのお言葉。
つまり、普段の私の中国語に対して意見ありってことですね。・・・。
ま、そんなこんなで、順調に撮影は続いております。長丁場なので引き続き頑張ります。
敦煌はもうマイナスの世界に片足突っ込んでいます。
朝と夜は寒くて寒くて油が切れたロボット化してしまう鈴木。これからもっと寒くなるっていうのに、今からこんなでどうするんだ・・・と、自分に渇を入れつつ・・・。
皆さんも風邪などひかぬよう、気を付けて下さいね!!
10.20.00:53
男っぷり。
明日クランクイン。
初日は縁かつぎみたいなものなので、1シーンのみ。
初っ端から、出番です。
鈴木にとって有り難いのだか、荷が重いんだか分からない状況ですが、
頑張ります。
衣装が続々と届いています。
その内のひとつがこれ。
全然ミジンコほども女っ気を求められていないらしいのが、衣装を見て分かります・・・。
なんだかな・・・。
日毎におでこを広げられて、今では顔の半分はおでこ・・・。もう、どうにでもしてくれ・・・と諦めました。
今日は乗馬の練習に行き、馬にまたがってポクポクと砂漠を横断していたら、
「優雅に景色眺めながら乗ってんじゃねぇ!!」
とお叱りを受けました。
あら・・・。だって・・・。ねぇ・・・。
本番はワイヤー付けるとか聞きましたけど、それはつまり、馬から飛ぶってことでしょうか?
意味不明なことは直前まで知らない方がいい気もしたので、そのまま聞き流しました。
何とか成るでしょう。
日本もどんどん寒くなっていく時期でしょう。
皆さんもお体には気を付けてくださいね。
それでは、寝ます。
10.17.17:26
砂漠砂漠砂漠。
10年くらい住み続けているような気分になってきている敦煌の鈴木です。
皆さん元気ですか・・・?
夜には0度くらいまで冷え込むようになってきました敦煌です。
皆しゃん・・・元気ですか・・・?
一昨日くらいにまた新しい脚本が一斉送信されてきまして、役者陣は皆部屋に籠もりパソコンの画面をじっと睨んでいる日々です。
むむっ。なんじゃこりゃっ!!
鈴木の相方が・・・華のある壮絶な死をむかえてしまった・・・。
まさかこんなにも早く、一人ぼっちになるとは思わなんだ。
作品はとても面白いのだけど、如何せん、読むのに膨大な時間を要する。
ちなみに唐の時代の話だけれど、舞台は中国内の物語ではなく、突厥(トルコ民族の遠祖)や月氏(中央アジアで活躍した民族)との争い。
地名や名前がなかなか覚えられない上に、どこの国だかわけ分からん事に・・・、誰か・・・日本語翻訳版書いてくれ・・・と、虚しい心の叫びを何万回と繰り返しつつ、地道に辞書引き引き、ネット検索を駆使し奮闘中。
脚本読むのにこんだけ神経使うのも、心臓に負担がかかるのも初めてです。
予定では明日から撮影開始だったのだけれど、鈴木専用の鎧一式等、未だ到着せず。
監督は今私がブログを書いているこの瞬間も、廊下でスタッフを怒鳴りまくっています。
声が聞こえてくると、こっちまでビクビクするじゃあないか・・・。
撮影は砂漠での大きな戦闘シーンを先に撮る予定なので、心の準備でもしておきます。
数日前の夕食。
四川風火鍋。
辛くて気が遠くなりました。
砂漠とは遠くに在りて思ふもの。
近すぎるっ!!!
10.10.18:10
小火騒ぎ。
こちらに来て4日目。
本日も食事会以外は何にも予定なし。
毎日決まった時間に食事が出る生活にまだ慣れない。
こちらが本日の昼ごはん。
メインの役者数人と、監督等、計10人弱で頂いています。こんな食事が続いたら普通に太るな・・・と気づき始めてきました。
節制しなければ。自己規制発令。
北京も乾燥がひどいけれど、ここ敦煌は北京以上にカラカラの空気。
体中の表皮が一気に剥けるんじゃないかってくらい乾燥による被害が出てきたので、
来た初日に購入した小型加湿器では力及ばず、敢え無く2台目を入手。
ペンギンさんです。
放出する容量大幅にアップ。
このペンちゃん、他の役者さんをはじめ、スタッフの各部屋に必ず居るという大人気商品。
この街の電気屋はここ数日の間に儲かってウハウハな訳です。
しかし乾燥とは縁遠い東京で育った鈴木、北京で充分慣らしてきたとはいえ、朝起きると鼻は痛いわ、顔中粉吹くわで多大なる被害に辟易しています。
そこで、常に部屋中に水を撒き、絨毯をビショビショにする対策も加湿器と共に実践中。
大分効果が現れてきたかな・・・と思っていたところ、
「リンムー!!リンムー!!大丈夫かっ!!」
と、どうもお外の廊下が騒がしい。
「ほ~い、何でしょう??」なんてすっとぼけてドアを開けると、鈴木の部屋の前を通りかかってドアの下からモクモクと白い煙は出てるわ、なんだか燃えている香りがするわで何事かとびっくりしたスタッフが立っていた。
2台の加湿器と鈴木御愛用のお香の香りが引き起こした、ちょっとした笑い話です。
(あんま、面白くないけど・・・)
確かにちょっとやりすぎ感はある我が城。
スモークの中、演歌歌手よろしくこぶし利かせてマイケルジャクソン歌ってみたり、暇人はろくな事をしないと自分で自分に呆れる午後三時。
部屋で真面目に台本読んでいたら、そんなに根詰めたら2ヶ月ももたないよ!なんて言われて、初めて、
ここでの滞在が2ヶ月に及ぶ事を知る鈴木。
ふうむ。
ってことは、ここでの撮影終わって、次のロケ地に移動して・・・
間違いなく今年いっぱいこのチームに拘束されるってことかな。
全ては後半の脚本次第。
もう既に、長期滞在万全体制は整ってたりする鈴木のお部屋。
今頃、北京の朋子嬢は何をしておられることやら・・・。
予想としては、スタバあたりでカフェラテ飲んでる感じ。
そろそろスタバの株主にでもなりそうな勢いで売り上げ貢献してるな・・・笑
と、スタバの<ス>の字も、<濁点>すらも見当たらない敦煌にて遠くの友を思ってみたり。
さて散歩にでも行ってきます。