04.21.08:15
[PR]
11.11.11:57
箱の中。
小さな四角い表面が革張りの箱。
北京に来て以来、それは私のお守りの役割を果たしている。
中には、御骨が入っている。
祖父のだ。
蓋を開けて見る度に、
焼き場でこっそり一欠けら盗んだ時、
手の平が焼けるような熱さだった事を思い出す。
今日は早朝から、
窓際に御骨の入った箱と形見のカフスボタンを飾り、ビールと果物を供え、
お線香の代わりに、お香を焚いている。
北京で迎える2回目の祖父の命日。
鈴木家にとって、
祖父の存在はあまりにも大きすぎた。
彼の不在は、生存していた時以上に祖父を意識する機会が増えた。
唯一の男性の不在。
妹はコツコツと働いて貯めたお金で、祖父の為に墓を建てた。
母は毎週末、静岡に帰り墓を守っている。
祖母は、祖父の仕事を引き継いでいまだに働いている。
そして、
私は家族でただ一人、祖父にまだ何も返せていない。
今年の命日もまた、その事実を思うにつけ途方に暮れてしまう。
祖父に「お前は悲しむ資格さえない。」
と叱られている気がしてならない。
骨は月日が経っても、真っ白できれいだ。
無味無臭。
私が死んだら、誰か骨を盗んでくれるだろうか。
11月11日。
自分の信念貫けば。短期的な視点で決める話ではない。
私は想う事その行為自体が、供養の根幹だと思うので十分立派かと。。。
江原かよっ\(゜゜)
それよか無味無臭!
無味って!!
ねぇ無味って!!!!
貴女が充分でないと思っている間は、充分ではないでしょう。私が死んだら、生存するものが少しでも思い出してくれるだけで、充分すぎるほど幸せですが。
美妃ちゃんにおじいちゃんは何を返してもらいたいんだろ?こっそり取った骨?アチキの大事な人は言ってた。途方にくれるくらい考える事は自分自身が前進する時なんだって!って事はさぁ~、やるしかないんだと思うよ☆貴女の母上は相変わらず強いよ(笑)
おじいちゃんも宇宙?で酒呑みながら笑ってんぞぉ~
お誕生日おめでとうございます
- トラックバックURLはこちら