11.21.15:57
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12.18.15:57
曇りのち発熱。
昨晩、北京に戻りました。風邪をもらって。
この写真たちは、映画のロケ地としても有名な’橋家大院’で本人が撮りました。
発熱はお酒に酔ったときの感じに似てる。
マイナス5度以下になると、鈴木の身体はあまり機能しなくなる事が本人調査により判明。
我が家に戻ったはいいものの、電話とメールがひっきりなし。
やらねばならない事が人民大会堂の5倍くらいあって、
どこから手を付ければ良いのやら。
とりあえず、(ズビッ。。。。)
風邪治せって事です。
さて、今から
映画の試写会に行ってきます。
お呼ばれしたので断れないのです。
どんな映画でしょうね。
あ~
(ゲホッ、ズビッ。。。)
楽しみです。
完
12.18.15:32
弟と妹、爆発的増加中。
汽車に乗るといつも思い出すのは、初めてドラマの撮影で一人長春に向かった時の事。
記録ビデオなんかで見た、戦後の物資の買出しにもみくちゃになりながら向かう人ごみと、
どこか感じが似ている殺伐とした雰囲気が、非常に恐ろしく感じた。
北京から太原は9時間~11時間の旅。
鈍行で行ったため、たっぷり11時間汽車に揺られて再び三西省の地に。
この11時間・・・飛行機だったら、アメリカ着いてる。
今回は一番上の寝台だった鈴木は、固い寝台にただ横たわっている事しか出来ず、
なぜかずっと自分がもし拷問を受けるとしたら、どんな拷問が一番堪えるかなんて事を
しきりに考えていた。
今回、太原に来た大きな目的のひとつは、麺職人になる為の専門学校の訪問。
日本でいう高校生くらいの年頃の子たちが日々、手に職をつけるために、家族を守る為に、切磋琢磨。
こうして学校に通えるだけでも恵まれている彼らだけれど、それぞれに多くの期待とプレッシャーを抱えて
頑張っている。
カメラの回っていないときに、ある男の子と話していた鈴木。
鈴木「この学校になんで入ろうと思ったの?」
生徒「面作りを学びたかったから。」
鈴木「もともと、面つくりに興味があったの?」
生徒「・・・少しは。」
鈴木「将来の夢は何?」
生徒「今は自分の店を持って、家族と暮らすこと。」
鈴木「以前はどんな夢を持ってたの?」
生徒「英語の教師。」
鈴木「その夢はなんで諦めたの?」
生徒「大学行く時間とお金がないから。」
彼は話している間ずっと満面の笑顔。
なんでそんなに幸せそうな笑顔が出来るのか、それが一番知りたかった。
お姉ちゃん、お姉ちゃん!としきりにちょっかいを出してくる彼らは、
日本の高校生に比べると幼い印象を受けるけれど、
自分の現実を誰の所為にもせず、真摯に受け止める事が出来る分、
中身は大人なのかもしれない。
「北京に戻ったら僕らの事忘れちゃう?」
「自分のお店を出したら、一番にお姉ちゃんに食べてもらうよ!」
なんだか、泣きそうになる。
純粋すぎる。
可愛いすぎる。
彼らの頑張りが、いつか必ず花開く事を心から願う鈴木です。