03.14.14:49
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06.22.21:22
日々の破片。
先週末から体調崩して、吐き気と眩暈に苦しんだ。郊外での撮影が続き、山道をグネグネ登ったり下りたり、車酔いが一週間程継続した感。具合いが悪い時に一人で不必要に大きいベットに寝転がって考えることは、大方幸せとは程遠いもろもろ。
極度な近視の二つの目が見つめる現実感の乏しい部屋。景色は常に変わる、人は移動を続ける。目を閉じれば真っ暗闇。
後退にも見えるほどののろまな前進。それでいいんだよと慰めてくれる人を探すのは簡単。でも、必要なのは慰めなんかじゃなくて、もっと現実的で確かな追い風。
笑ってしまえば何もかも、ゴミ箱にすら入れる必要のないガラクタ。敬意を払うほど自由で奔放な人が好きだったけれど、自由な人は他者を許容する器すらない事に気づいた。形のない物や者に執着するのは余りにも自虐的。
生活が社会が仕事が齎す外的な圧力よりも、自分の造りだす内的な圧力の方が痛い。柔軟性の無い心に宿るくだらない感情に左右されて生きるのは悪だ。もっとかっこよく上手に生きられたらいいのに。
芸術は余裕のもたらす産物だと、誰かが言ってた。
芸術は自虐のもたらす怪物だと、私は思う。意味不明だけど。
余裕の産物だろうがなんだろうが、腹を満たしてくれないものを愛する変人。それが芸術家。私は芸術家には成れないけれど、そんな変人達を愛する奇人。凡庸さを憎むが故に、自分を時に激しく許せない。
愛だの恋だの、私には結局理解できないらしい。
そういう素敵なものが在るって事だけは信じているけれど。
自分に属さない素敵なものに、心を痛める暇があるなら、一生昼寝でもしてればいいじゃない?
必要なのは、誰かと飲む夜明けのコーヒーじゃなくて、一人で飲む覚醒のコーヒー。
コーヒーがくれる苦味や温かさを、幸せと呼べれば、人生は明るい。
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06.22.19:52
感謝。
沢山の人に支えられて今の私がいます。
消息を絶って久しい鈴木ですが、元気です。
ファンの子から嬉しいプレゼント頂きました。
似てますかね?かなり美化されてます。
こちらは鈴木クッキー。私の為に焼いてくれたそうですが、送り先が分からないから写真だけ撮って、おいしく食べたそうです。
<鈴>の字は中々高度な技が必要だった事でしょう。ありがとう!笑
03.23.23:52
黄砂にまみれて。
あっ
という間に4月も間近に迫って、ようやく今月はまだ一回しか更新していないブログの存在を思い出す。
無論、母上からの圧力も日増しに強まり、既に逃げ場なし。
黄砂に吹かれ、街が世界の終り的様相を見せている北京。
鈴木は明後日から始まる撮影の準備や、オーデションなんかに奔走中。
合間に長く留守にしていた家の掃除や友人達との食事会。新しい邂逅なんかもありつつ、簡単に総括すれば<いい感じ>な日々。
こんな頭して、鎧着て、砂漠を馬に乗って駆けずり回っていた去年の自分から、やっと元の位置に戻った感じ。しかし砂漠から離脱したというのに、常に喉が渇いている気がするのは何故だろう・・・、あのカラカラな土地への恐怖感がいまだに継続中。歳も歳だし乾燥は最大の敵ですもの。
日課となりつつある井上朋子嬢との長電話。
イヤホン付きマイクでも購入しないとそろそろ肩こりが悪化しそう。
彼女は今、北京郊外でドラマの撮影中。
近いのに、なかなか会えないもどかしさ・・・恋かよ・・・と、電話越しでばか笑いする二人。
先日、久しぶりに学生時代からのお友達ダージョン(大塚)兄貴に会いました。
彼も中国で役者をしている一人。
「リンムーと飲むと酒が進む。」
とあまり嬉しくなさそうに褒めてくれました。
そしてこちらは現在ダージョンと共演中の役者さん。日本人役を演じるため日本語をお勉強中。
「リンムーと飲むと潰される。」
とこれまた素敵に褒めてくれました。
明日は病院で健康診断。
夜12時以降は水も飲んではだめなのです。
これはもう夜型で常に枯渇状態の鈴木には酷なお話。
寝てしまえば問題ない!!
と自分に言い聞かせれば言い聞かせるほど、覚醒してくる我。
あぁ、どうしよう・・・。
とにもかくにも、健康管理をそろそろ真面目にしないとな・・・と、思い始めてきた鈴木です。
おやすみなさい。
03.06.02:09
的外れな狐。
三月に降る雪は好きだ。
無論、暖かい家の中で眺めるのを前提としての話。
15日間の旧正月が開けた。
最終日、爆竹と花火の嵐もこれで終わりかと思うと妙に寂しさが込み上げたり。
人間ってのは事あるごとに、理由付けてセンチメンタルに浸りたがるからやっかいだ。
最近の鈴木。
自己改革に励んでおりました。
新年早々色々ありましてね、地底にサクッと丸ごと埋まっちまうくらい凹んだ訳です。
ワイヤーで空飛びすぎた反動か?
なんて、笑い飛ばせない自分を何とかしなければと久しぶりに真面目に(ま、基本わたくし真面目ですけどね、本気と書いてマジと読む位の気迫でってことです)。
人に対しても、物に対しても、何が起こっても、
それを自我を出さずにそのままの状態で受け入れられる自分を形成しようと。
物の善し悪しを決める判断を保留出来ないものかと。
心が事象と共に右往左往する不安定な自分を排斥出来ないものかと。
平常心を保つなんて簡単に言うけれど、
平常な状態の自分が決してニュートラルとは言いがたい状態で、
何を高みに構えてんだ君っ!
と、思ったのです。
ふむ。
ま、いいや。
如何せんまだ修行中なんで、改革後にどう世界が変わったか的な発言はいづれ。
(え・・?聞きたくないですかい?・・・さもありなん。)
そう言えば、ある本の中で主人公が
「自分の投げた矢が絶対、的に当たっているものだと思っていてさ、それがてんで外れた地面に突き刺さっていたら、寂しいじゃないか」
って言った後のもう一人の人間の発した言葉、
「そういう時はだ・・・
落ちた場所に、自分で的を書けばいいんだよ」
これ読んだ時に、ポカンとしました。
狐が落ちたみたいに。
雷に打たれたみたいに。
納豆が糸引かない位の衝撃。
どう思います?これ。
02.22.05:20
吼える犬を恐れない心。
《皆さんご存知のように、あてにも頼りにもならない存在》
と、母上がブログで私の事に触れていたのを目にして、
こりゃ、もっとしっかりせにゃならんな・・・と反省から始める新年の鈴木です。
新年って言っても既に2月ですけれど、中国ではまだ正月。
恒例の爆竹音に、日々悩まされております。
さてさて、ドラマ撮影の合間に北京に戻って日本向けの番組を撮影した時の写真を載せます。
長らく更新しなかった言い訳なんぞしません。
言い訳したところで次から小まめに更新するのか?って事です。
はっきり言って自信ゼロ。
北京滞在外国人や旅行客には有名な紅劇場を訪問しました。練習にも張り切って参加。
いやはや、かっこいいったらもう!ミュージカルとカンフーの融合。迸る汗。鍛え抜かれた身体。
鈴木、感無量。
練習を見つめる鈴木。ちょっと先生っぽく写ってるなと、どうでしょう?笑
インタビューにも力が入る鈴木。
普通に構成なんかすっとばして興味深々で質問を飛ばす私を、この日本人ちょっと面倒だな的な視線でそれでも真摯に答えてくれる団員の若い子(若い子ってとこがポイント。)
中国語もかなりどもってしまいました。あまりにもテンション上がりすぎて・・・。
最後は舞台の上で感慨に耽る鈴木。懐かしいなこの感じ・・・。
ま、実際何にも考えていなかった時に撮られた一枚ですけども。
この撮影後また無錫に戻り、ドラマ撮影。
こちらの旧正月ギリギリに北京に帰還。
それからというもの、色々ありまして、
珍しく貝の様に口をつぐんで、家に引きこもっておりました。
昨晩井上朋子嬢と久しぶりに長電話。
「また一歩、大人の階段登っちゃったね。」
なんて、お互いに励ましあって、随分心が落ち着きました。
二十歳やそこらの若造じゃあるまいし、何が大人の階段だよ・・・
と、突っ込んでもらっても構いません。ええ。
当の二人も大笑いしましたから。
鈴木の今年の目標
<スタイリッシュな女性に成りたい。>
以上です。
19日に友人の訃報。
35歳の若さでこの世を去ってしまいました。
不規則な生活とお酒の飲みすぎによる胃出血。
訃報を受け取った後、真っ先に、当の亡くなった彼に電話をしようとしてしまいました。
彼はまだ、生きてる。
と、誰かが耳元で囁いている様な気がするのは、本当に気のせいかな?